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タンパク質は、3大栄養素のなかでも糖質や脂質に比べ、食べ過ぎによる健康リスクは少ないように考えられがちですが、実はタンパク質には、毒素であるアンモニアが含まれていますので、摂り過ぎたタンパク質は肝臓で無毒化され腎臓から尿として排出されなければなりません。
食事から摂取するタンパク質は、吸収率の問題もあり、100%体内に吸収されないかもしれませんが、健康食品として販売されているタンパク質は、より効率的にタンパク質が吸収されるようになっているため、摂り過ぎが問題になる可能性があると考えられます。もし、そういった健康食品を利用されるのであれば、まず、ご自身の食事から、どの程度タンパク質が摂取できているかを確認する必要があると思います。
健康のために運動を始められる方、運動後の疲労回復のために、タンパク質の摂取が重要だということでプロテインなどの健康食品を利用しようと思われている方は、過剰摂取による肝臓、腎臓へのリスクが上がらないように、よく検討された上での利用を推奨したいと思います。
(文=森真理/武庫川女子大学国際健康開発研究所講師、管理栄養士)
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