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銀行が預金「押し付け合い」の暴挙!実質金利マイナスの預金口座で手数料徴収も

文=編集部
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リスクが低く、高利回りの個人向け社債に殺到

 三菱UFJフィナンシャル・グループは2月29日、個人向け社債を発行した。個人向け社債は5年目以降に銀行が期限前償還できる条項が付いた10年物で、利回りは年0.15~0.55%、発行総額は1000億円。三菱UFJの傘下の銀行や証券会社において、1口100万円で販売している。

 個人向け社債とは、会社が発行する債券(社債)を個人向けに設計して販売しているものの総称だ。普通社債より投資家への元本や利息の支払いの順位が低い分だけ、普通社債より金利が高く設定されている。会社が潰れなければ、満期時に元本と利子が戻ってくる。

 今年は、オリックス(5年物で利率0.415%)やクレディセゾン(5年物で利率0.42%)が個人向け社債を発行した。

 高利回り・低リスクの個人向け社債は人気の高い金融商品になっており、申し込みが殺到し買えない場合も多い。だが、リスクが低いとはいえ、社債は元本が保証されている商品ではない。売却したい時に売れない可能性がまったくゼロではない。年限を見て、償還期限まで発行体(発行している会社)が安全かどうかを見極める必要がある。

 タンス預金用金庫、百貨店友の会、個人向け社債――。これがマイナス金利時代の3点セットだ。

 マイナス金利は、労働や投資意欲をかき立てず、かえって生活の不安を煽る結果となった。つまり、庶民の生活実感とは別の次元で決定されたという意味で失敗だったといえそうだ。
(文=編集部)

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