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三菱UFJ銀行の「不穏な動き」…巨大金融グループ形成を画策か、業界淘汰に先手

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親密行同士のアライアンス

 親密銀行同士のアライアンス(提携)も進展中だ。3月25日、千葉銀行と武蔵野銀行は資本・業務両面で包括提携すると発表した。「経営統合によらない新たな地銀連携のモデルを目指す」としており、提携の名称を「千葉・武蔵野アライアンス」とした。三菱東京UFJ銀行は「火曜会」「好日朝食会」という親密銀行の組織をつくっているが、「火曜会」には関東では千葉銀行、常陽銀行、足利銀行が入っている。「好日朝食会」には武蔵野銀行が加盟しており、千葉銀行、武蔵野銀行は三菱東京UFJ銀行系と位置付けることができるだろう。

 常陽銀行と、足利銀行を傘下に持つ足利ホールディングスが16年10月に経営統合するが、千葉・武蔵野アライアンスがこれに合流するのではないかとの観測もある。

 金融庁が3月4日に国会に提出した通称「フィンテック法案」(情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律案)が、地銀の再編を加速させると見る金融アナリストは多い。金融グループ内の共通・重複業務(システム管理、資金運用など)の集約や、グループ内の資金融通を容易にできるようにする法案だ。オーバーバンキング地域の地銀再編のアクセル役となる可能性がある。フィンテックはIT(情報技術)を活用した金融サービスで流行語になった感がある。

 千葉銀行など地銀6行は、フィンテック関連の研究開発会社を7月に共同で設立する。出資するのは千葉銀行のほか、第四銀行、中国銀行、伊予銀行、東邦銀行、北洋銀行の5行。特に第四銀行と東邦銀行に注目したい。

 フィンテック関連では、ほかにも重要な動きがあった。三菱東京UFJ銀行が2月、「火曜会」や「好日朝食会」のメンバーでフィンテックをテーマとする研究会を発足させた。3月25日付当サイト記事『ゆうちょ銀行、急速に収益悪化の危険…追い込まれ銀行再編主導か』で、群馬銀行が武蔵野銀行に食指を伸ばしていると言及したが、武蔵野銀行は千葉銀行とアライアンスを締結した。群馬銀行は三井住友系と見られており、やはり無理があった。

 常陽=足利連合に千葉銀行、武蔵野銀行が合流することになれば、「旧大蔵省銀行」といわれた横浜銀行擁するコンコルディア・フィナンシャルグループ(FG)に対抗する、三菱東京UFJ銀行系の強力な地銀グループが首都圏に誕生することになる。

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