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セブン&アイ、子会社幹部と取引先の癒着疑惑…不明朗なアイドルグッズ取引、経営混乱の発端

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 やはりA社から購入した販促用の什器(子ども向けテレビ番組『チャギントン』の店内遊具など)は、本来なら鈴木氏の決裁を仰がなければならないのをヨーカ堂の独断で購入を決めてしまったとの情報もある。

 さらに「アイドルグループを店に呼んでミニコンサートなどのイベントを開かせ、閉店後にヨーカ堂幹部の誕生日パーティーを催してアイドルを参加させるなど、供応が目立った」(関係者)という。

 戸井氏らの辞任は、こうしたヨーカ堂幹部と取引先の癒着で大量の不良在庫を生んだことの責任を問われた面もあるのかもしれない。

 こうして鈴木氏はヨーカ堂を任せていた股肱の臣(ここうのしん)を失った。さらにセブン-イレブン・ジャパンの井坂隆一社長の首をすげ替えようとして失敗し、創業家との確執も表面化。躓きが相次いだ鈴木氏は、今年に入ってわずか3カ月ほどの間に急速に求心力を失っていったのだ。鈴木氏の側近だった村田紀敏社長兼COO(最高執行責任者)が辞任する意向とも報じられている。

 巨大流通グループを支えた重鎮たちが次々に去ったセブン&アイHD。社員たちは「会社が漂流し始めるのではないか」と危ぶみ始めている。
(文=山口義正/ジャーナリスト)

●山口義正
ジャーナリスト。日本公社債研究所(現格付投資情報センター)アナリスト、日本経済新聞記者などを経てフリージャーナリスト。オリンパスの損失隠しをスクープし、12年に雑誌ジャーナリズム大賞受賞。著書に『サムライと愚か者 暗闘オリンパス事件』(講談社)。

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