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なぜ千葉大学出身者に猟奇事件犯が多いのか?超一流手前、微妙な位置付けの挫折感

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旧帝大に近いカラー

 いずれも千葉大ならではの特色と呼べるが、すべて良い面ばかりとはいえない。学部構成の多様さ、名門医学部のブランドは、一方で学部間格差につながりやすい。分散したキャンパスは学部を超えた一体感を阻む恐れがある。そして飛び入学制度もまた、飛び入学組と一般組のように学部内格差を生む要因になる。

 総じていえるのは、千葉大が限りなく旧帝大に近い国立大学ということだ。医学部をはじめ多彩な学部構成は東大、京大など旧帝各校のそれを彷彿させるものであり、旧帝大以外で同じようなタイプの国立大学は少ない。単独ではなく、数多くのキャンパスを有するのも旧帝によく見られるものだ。また、大学自体もそれを意識しているようにも思える。飛び入学制度の導入は旧帝クラスの学生の青田買いとも捉えられるからだ。
 
 だが接近しても、同列に並ぶことができないことも確かだ。それぞれの大学がもつ歴史や伝統は塗り替えられないし、その上に立つトップ校の座は事実上、固定化されている。超一流と一流の狭間という微妙なポジションにある大学、そこに集まる「頂点に到達できたかもしれない成績上位層」だけが覚える挫折感、喪失感。そのあたりが事件頻発の遠因になっているのかもしれない。
(文=島野清志/評論家)

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