NEW

急増する貧困転落女性の地獄…月収20万で2人の子供養育、生活費のためAV女優に

【この記事のキーワード】

, , ,

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

子どもの教育費のために熟女AVに出演

『熟年売春 アラフォー女子の貧困の現実』(ミリオン出版)によると、性風俗業界に身を置く女性たちのなかには「中流」から転落したケースも少なくないという。

 たとえば、同書に登場する吉田春奈さん(仮名・47歳)は10年前まで専業主婦だったが、夫の浮気をきっかけに離婚してシングルマザーとなった。日中は小さな会社で正社員として働き、月に20万円の収入と元夫が振り込む毎月10万円の養育費で、なんとか2人の子どもを養っていた。

 しかし、3年前から養育費の振り込みが滞るようになり、生活苦から吉田さんは消費者金融で10万円の借金をしてしまう。

「どうしても生活費が足りなくて、消費者金融で借金したとき、これではいけないってスナックでアルバイトを始めた。水商売も初めてでした。(中略)生活のためにはそれしか手段がなかった」(同書より)

 その後、スナックでのアルバイト収入が月9万円ほどになり、家計は元の状態に戻った。しかし、公立の進学校に通う長男から、初年度納入金に150万円ほどかかる有名私立大学に進学したい、という希望を告げられる。

 吉田さんは長男と「お母さんもがんばるから、あなたも勉強をがんばりなさい」と約束を交わし、年齢制限のない熟女AVのプロダクションに応募した。熟女AV女優として撮影に臨むためである。

 このケースのように、離婚や子どもの進学などによって生活が一変してしまう可能性は誰にでもある。山田氏は次のように語る。

「中流から転落してしまった人は、努力をしなかったのではなく、努力をしても報われなかった『偶然の被害者』であるケースが多いんです。30年前は抱く必要がなかった将来への不安に、多くの人がさいなまれています」(山田氏)

もはや個人の努力では転落を防げない!

 個人の努力とは無関係に「中流」から「下流」に転落してしまう。そんな事態を回避するすべはあるのだろうか。

「非正規雇用が増加し、正社員でも給料が上がらない実情は、もはや個人の努力でどうにかなるレベルではありません。本来なら社会保障の大改革が必要なのですが、安倍晋三政権には大きな期待はできない。国民の声は政権にも届いていると思いますが、大改革をする気配はないですね」(同)

 厚生労働省が14年に発表した「国民生活基礎調査」によれば、一定基準を下回る所得しか得られていない「相対的貧困率」は16.1%に上るという。これは、簡単にいえば、日本人の6人に1人が「下流」ということだ。前述のように、半数以上が自らの生活を「中流」と思っている一方には、そんな現実も広がっている。

 将来への希望が持てず、多くの人が「人並みの生活」を送ることが困難になりつつある日本。その終着点を知る者は、誰もいない。
(文=谷口京子/清談社)

急増する貧困転落女性の地獄…月収20万で2人の子供養育、生活費のためAV女優にのページです。ビジネスジャーナルは、ヘルス・ライフ、, , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • ヘルス・ライフ
  • ビジネス
  • 総合

関連記事