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石野純也「モバイル戦国期」

バカ高いスマホはもう古い!月額5百円、通話無料…格安スマホの競争は未知の領域へ

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 ただし、通信量をカウントしないサービスは、手放しで喜べるものではない点にも注意が必要だ。どのサービスを利用しているのかを見分けるため、交換機側で通信を峻別する必要がある。そのためユーザーから見れば、通信の内容が事業者に把握されてしまうことにもつながる。こうした仕組みはDPI(ディープ・パケット・インスペクション)と呼ばれているが、利用にはユーザーの同意が必要になる。特定の通信をカウントから除外するためだけに、こうした技術を使っていいのかという点も今後議論を呼ぶかもしれない。

 とはいえ、事実としてこうしたサービスはMVNOを中心に広がりを見せている。LINEのように自社で強力なサービス、コンテンツを持っている会社が提供したときのインパクトは、決して小さくないだろう。海外でも、発展途上国を中心に特定のアプリだけを通信無料にする例はあり、日本でも徐々に受け入れられるようになってくる可能性はある。

格安競争から抜け出し

 格安志向から、抜け出そうとするMVNOも出てきた。KDDIの関連会社でWiMAX、WiMAX 2+などのサービスを行うUQコミュニケーションズは、同社のMVNO事業であるUQ mobileで「ぴったりプラン」という新料金プランを発表した。料金は2980円。ここに、30分分の無料通話と1GBのデータ容量が含まれる。3980円のプランでは、無料通話が60分に、データ容量が3GBにアップする。

 UQ mobileの新料金プランがおもしろいのは、これに加えて端末を割り引く「マンスリー割」があることだ。適用になる端末は、LGエレクトロニクスの「LG G3 Beat」、京セラの「KC-01」、富士通の「arrows M02」。UQ mobile自身が販売するLG G3 BeatやKC-01だけでなく、SIMフリースマホとしてメーカーが販売するarrows M02まで含まれている。UQコミュニケーションズでは、今後割引対象となるSIMフリー端末も増やしていくという。

 MVNOは毎月の料金が安い一方で、端末は割引なしのいわゆる「本体価格」をそのまま払わなければならなかった。いくら毎月の通信料が安いとはいえ、大手キャリアが実質価格で販売するハイエンドモデルと比べると、どうしても割高に見えてしまう。UQ mobileは料金こそ一般的なMVNOよりは高いが、そのぶん端末を安く手に入れることができる。割賦を利用すれば初期費用もかからないため、気軽に利用できるMVNOになりそうだ。

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