ビジネスジャーナル > マネーニュース > マイナス金利時代、貯蓄の3つのコツ
NEW
西山美紀「貯蓄スキルの高め方」

マイナス金利時代に年10万円「増やす」方法!当たり前すぎて忘れがちな原則

文=西山美紀/マネーコラムニスト
マイナス金利時代に年10万円「増やす」方法!当たり前すぎて忘れがちな原則の画像1「Thinkstock」より

 日本銀行のマイナス金利政策導入によって、預貯金の金利が軒並み下がりました。金利が高めの地方銀行のインターネット支店では、2016年の初頭まで、1年ものの定期預金の金利が0.4%ほどでしたが、現在は高くても0.25~0.3%になっています。メガバンクでは、同じく0.01%ほどです。

 また、最近、モノの値段が上がったという実感はないでしょうか。「原材料高騰のため値上げします」という表示も見かけますし、「値段は変わらないけれど、容量が減ったな」と感じるものもあります。政府がデフレ脱却に向けて動いている以上、今後も「物価高」になっていく心づもりをしておく必要があるでしょう。

 銀行にお金を預けても利子がほとんどつかない上、物価はさらに上がっていきそうだ。そんなニュースを耳にすると、「こんな時代に生まれて損だなぁ……」なんて思う人もいるかもしれません。

 しかし、そう思っていても仕方ないので、私たちが今できることに目を向けてみましょう。今回は、マイナス金利時代にビジネスパーソンが押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

(1)出費の「要・不要」を見極める

「なんだ、そんな当たり前のこと?」と感じるかもしれませんが、自分の出費について、「要・不要」をじっくり見直してみたことは、あまりないのではないでしょうか。

 普段、何気なくお金を使っているなかに、実は「不要」がたくさん潜んでいるはずです。もし、月に800円ちょっとの支出を減らすことができれば、1年間で約1万円のお金が浮きます。月8000円なら、1年間で約10万円にもなるのです。

 定期預金の金利に置き換えてみると、1年間で10万円を得るには、金利が1.0%だったとしても、1000万円も預ける必要があります(税引前)。銀行の金利について、「高い・低い」などと目が向きがちですが、実は無駄な出費を減らすだけで(元は自分のお金ではありますが)年間で考えると大きなプラスになります。

「不要」な出費を減らすことで、「必要」なところにお金を使えるようになります。これを機に、自分のお金をどうやって振り分けるべきか、あらためて考えてみましょう。

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

西山美紀/マネーコラムニスト・ファイナンシャルプランナー

出版社勤務後、2005年に独立し、FP資格を取得。単に貯蓄額を増やすのではなく、うるおいのある毎日のためのお金の使い方・貯め方について発信。Oggi、ミモレ、マリソル、LEE、日経DUALなどの女性誌・WEB等でマネーコラム連載、取材・執筆・監修等。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『はじめての積立投資・つみたてNISA・iDeCoもよくわかる!お金の増やし方』(主婦の友社)等。

Twitter:@writerN1225

マイナス金利時代に年10万円「増やす」方法!当たり前すぎて忘れがちな原則のページです。ビジネスジャーナルは、マネー、, , , , , の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!