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山崎俊輔「発想の逆転でお金に強くなる『お金のトリセツ』」

【熊本地震】私も被災地支援したいが何をすれば…簡単にできる「有効かつ直接的」支援

文=山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表
【熊本地震】私も被災地支援したいが何をすれば…簡単にできる「有効かつ直接的」支援の画像1石垣や瓦が崩落した熊本城(写真は震災前)

 4月14日夜から、熊本県を中心に大きな地震が発生しています。熊本城の石垣や瓦が崩落した映像や、地滑りした山や崩れた家の映像に衝撃を受けた人も多いと思います。まずは被災された人々へお悔やみを申し上げます。

 筆者は東京生まれの東京育ちですが、実はかつて本籍地が熊本県上益城郡(現山都町)にあり、親族や友人も何人か被災しています。熊本の美しい風景と穏やかな雰囲気を愛する者のひとりとして、被災前の環境が少しでも早く取り戻されることを願ってやみません。

 ところで今回の地震に限らず、台風や洪水、火山噴火などいろんな災害がわが国には起こります。何年かに一度、地域を問わずやってくるこうした災害に何か手助けできることがないか考える人は多いと思います。

 現地支援というと、直接現地に足を運んで災害復旧支援を行うボランティアがすぐ思い浮かびますが、誰もが行けるわけではありません。また、短期的な労働力の提供だけではなく、復興には長い目でみた経済的支援があわせて重要です。

 今回の「お金のトリセツ」は、こうした激甚災害に際して行える「お金」のかかわり方、2010年代ならではのお金の使い方を考えてみましょう。

今すぐできること1:寄付をしてみる

 今、あなたは生命の安心が確保されている立場にあり、また経済的にも落ち着いた状況にあるのであれば、自分の経済的余裕の一部を寄付に回す、ということが考えられます。

 あらゆる場所で募金箱への寄付が募られていますが、コンビニエンスストアやスーパーは皆さんの善意の資金をとりまとめて別の活動団体へ送るにすぎません。しかも日数的なタイムラグが生じることは避けられません。できれば、自分で寄付をしたい先を決めて、直接「お札」単位での寄付をしてみてください。

・寄付をすると税金が戻ってくる

 自分のお金を直接、活動実績のある団体に寄付をすると、寄付を受けた団体はすぐにその入金を確認できますので、活動資金に振り向けやすくなります。

 また、寄付をした私たちは寄付金控除の対象となり、その一部が戻ってきます(寄付金控除の対象となる団体の場合)。簡単に言えば節税になるわけです。

山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

山崎俊輔/フィナンシャル・ウィズダム代表

1972年生まれ。中央大学法律学部法律学科卒業。企業年金研究所、FP総研を経て独立。個人の資産運用や老後資産形成のアドバイスが得意分野。日経新聞電子版やYahoo!ニュースなど多数連載を持つ。月間PVは200万以上。
フィナンシャル・ウィズダム代表 ファイナンシャルプランナー
financialwisdom

Twitter:@yam_syun

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