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岡田正彦「歪められた現代医療のエビデンス:正しい健康法はこれだ!」

テレビを長時間見る人は短寿命だった!運動しない人は危険、8年後の死亡率が3倍に

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運動で「がん抑制遺伝子」が活性化


 幸い、この調査とは別に最新の統計学を駆使してこの問題をうまく回避した研究がたくさん行われていて、運動の効能は、多くの科学的根拠(エビデンス)が示すところとなっています。

 たとえば「ほとんど運動をしていない人」は、「日々の運動を心がけている人」に比べて大腸がん、乳がん、子宮がんがそれぞれ45%、肺がんが25%も多いということです。多くの調査から、すべてのがん死亡の8.6%が運動不足によるものであることもわかりました。身近なところでは、運動を続けると血圧、LDLコレステロール、中性脂肪、血糖値などの検査データが劇的に改善します。
 
 85歳以上の人を対象に、認知症の予防法を探るための調査が米国で行われましたが、それによると、週に4時間以上の運動を続けている人は、認知症になる割合が格段に小さく、運動をしてこなかった人に比べてわずか5分の1だったそうです。運動には定年がないようです。

 運動の効能については、遺伝子レベルや細胞レベルでも研究が進んでいます。たとえば適度な運動は、増え過ぎたインスリンや性ホルモンの分泌・活性をほどほどに抑えることがわかってきました。過剰なインスリンや性ホルモンは、細胞分裂を加速して発がんの原因となりますから、この発見は重要といえます。また運動によって、p53と呼ばれる「がん抑制遺伝子」が活性化される事実も判明しました。

 積極的に体を動かすことで病気の回復も早まります。人間の体と頭脳は、たえず動かし続けることで初めて健康が保たれるようにできているのです。
(文=岡田正彦/新潟大学名誉教授)

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