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婚約破棄はこんなに多い&超危険だった!仕事や年収の嘘で慰謝料3百万円、意外な原因とは

文=中村未来/清談社
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婚約破棄はこんなに多い&超危険だった!仕事や年収の嘘で慰謝料3百万円、意外な原因とはの画像1「Thinkstock」より

 これから6月にかけては結婚式シーズン。新婚家庭が続々と生まれるなかで、よく話題となるのが日本の離婚率の高さだ。「16秒に1組が離婚している」というアメリカほどではないが、厚生労働省の「離婚に関する統計」によれば、日本の離婚件数は年間20万組以上で、これは2分に1組が離婚している計算となる。

 一方、離婚と違って可視化されていないのが「婚約破棄」である。婚約破棄は戸籍に残らないため、正確な数字がわからないのが実情だ。しかし、みずほ中央法律事務所の三平聡史弁護士によると、「離婚する夫婦と同じように、婚約を破棄するカップルは常に一定数存在している」という。そもそも、婚約破棄とはどういうものなのだろうか。

ピロートークでの約束は「婚約」にはならない?

「婚約破棄の定義はいろいろとありますが、法律的には『気持ち』と『イベント』が重視されます。まず『気持ち』ですが、これは当然、結婚する意思がお互いにあるということです。『イベント』の場合、婚約指輪を渡す、式場を予約する、結納を交わす、などが該当します。それ以外は、婚約したとは認められない傾向が強いです」(三平弁護士)

 ほかには、両親や友人に結婚する意思があることを報告する行為も「婚約」に該当するという。ただし、当人同士によるベッド上の「ピロートーク」は婚約の意思とは見なされない。

「昭和初期の判例には、実際に『睦言はその場の勢いであることが多いため、結婚の意志ありとは言えない』というようなことが残っています。あくまでも、日常生活の中で『結婚しよう』という話が出ていることが前提です」(同)

 婚約破棄に至る原因はさまざまだが、一番多いのは「職業」「資産」などに関する相手の嘘だ。たとえば、大手企業に勤めているはずが実際は無職だった、生活に支障が出るほどの借金があったなど、嘘が引き金になるケースが非常に多いという。

「恋人時代は我慢できても、これから一緒に生活をしようという人がほぼ無収入だと知ったら、話は変わってきますよね。ほかにも、特定の新興宗教の信者だった、男女ともに不妊症であることを黙っていたなど、『婚約する前に言ってほしかった』という相談が多いですね」(同)

婚約破棄の慰謝料、最大300万円も

 いざ「婚約破棄する」となった時、慰謝料の相場はどれくらいなのだろうか。離婚の慰謝料の場合、浮気やドメスティックバイオレンス、セックスレスなど、相手の不当な行為が原因なら100~300万円が相場とされている。

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