
2013年放送のNHK連続テレビ小説『あまちゃん』で大ブレイクした女優、能年玲奈の事務所退社・独立問題が佳境を迎えつつある。
24日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、能年が6月に迎える所属属事務所との契約満了のタイミングに際し、更新の意思がないと報じた。さらに同誌によれば、事務所側が法的手段も視野に入れているという。
能年の独立騒動といえば、昨年4月に東京スポーツが能年が信頼を寄せる元演技講師A氏による“洗脳”を報じて以来、たびたびメディアで報じられてきた。なぜ再びこのタイミングで、独立騒動が再燃したのか。大手芸能事務所関係者は語る。
「通常、芸能事務所はタレントに対し、契約満了時期の2カ月前から更新を打診します。ですから、能年の事務所も4月ぐらいから本格的に更新の打診をしてきたと思います。しかし、1カ月以上たった今でもそれに応じない能年。事務所としては、能年への需要は高いのに、彼女を売り出すためにかかった元手を回収できていません。契約更新時期が迫ってきた今、苛立ちと焦りから、事務所側はマスコミを利用して能年サイドにプレッシャーをかけているとみられています。現在流れている報道は、『能年の復活を願う声』か『独立すれば事実上の芸能界引退状況に陥る』という2種類。これは、事務所から能年への強いメッセージです」
このコメントを裏付けるように、週刊誌編集者は明かす。
「第一報となった“洗脳騒動”も、一連の能年のわがままをA氏のせいにするための事務所側の情報操作です。各メディアの報道は、事務所から流された情報に基づくものばかり。能年が再び事務所でやっていくことを決めたときにやりづらくならない状況をつくるための、事務所の配慮です。しかし、やり方がストレートすぎて、かなり焦っている様子がうかがえます」
現状、事務所側の公式な説明によれば、昨年1月に無断で設立したとされる能年の個人事務所について、「無断ではない。個人事務所はタレント活動以外の創作活動をメインにしていくもの」としている。
「もし大手事務所とケンカ別れのようなかたちで独立すれば、芸能界のご法度行為であり干される可能性も高い。さらにこの一件で、契約違反として事務所側から訴えられるリスクもあります」(テレビ局関係者)
それだけに、能年には慎重に「人生の大きな選択」を行ってほしいものだ。
(文=編集部)