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【リアルサウンドより】
映画監督にとってその容姿がどれだけ重要かというのは議論の余地があるところだが、レオス・カラックスやグザヴィエ・ドランの作品が持つある種の“説得力”と彼らの(同性でも)うっとりとさせられるあの容姿のイメージを切り離すのは難しいし、ピーター・ジャクソンやギレルモ・デル・トロの容姿はファンにとってある種の“信頼感”を与えるものだろう。3年前初めて、このメキシコの映画作家ミシェル・フランコの作品(『父の秘密』)を観た直後に彼の写真を目にした時は、単純にその若々しさに驚かされたと同時に(当時33歳)、まるでブリットポップのバンドでギターを弾いていそうなその溌剌とした佇まいが、作品の持つヘヴィさや深遠な哲学性とのミスマッチ感とあわせて強く印象に残った。
愛する一人娘を、ネットで、そしてフィジカルに、陰湿なイジメによって苦しめてきた同級生に、父親がまさかのかたちで復讐を果たす『父の秘密』に続いて、今作『或る終焉』でもフランコは現代社会の歪みを容赦なく白日の下に晒していく。今回、彼が取り上げているテーマは“終末期医療”と“安楽死”の問題。ティム・ロス演じる在宅医療の看護師が患者と接していく姿を淡々と描いていった先には、驚きの展開と、「衝撃!」としか言いようがないラストが待ち受けている。
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