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神樹兵輔「『縮小ニッポン国』のサバイバル突破思考!」

遺言でかえって親族間で相続「大揉め」!親の遺産独占&きょうだい排除が大流行!

文=神樹兵輔/マネーコンサルタント
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きょうだい間の監視を強める

 以上のような段階を踏んで、巧妙に偽造記述の公正証書遺言はつくられます。これを防ぐためには、たとえ第1次相続の際に親やきょうだいと揉めようと、その後は関係修復を図り、特に親との関係を良好にしておくことが大事です。そして親ときょうだいが揉めないように、公正証書遺言をみんなの話し合いでつくってしまうのがよいでしょう。もちろん、遺産独占を狙う子供があとから秘かに新たな遺産独占を狙った公正証書遺言をつくる可能性もありますが、きょうだい全員で監視の目を強めておくことは、大きな牽制になります。

 また、親が遺産について意向を持っていれば、録画などで証拠として常に記録を残しておくことです。なお、親の預金が勝手に引き出されていないかの確認ができれば、それも随時行うべきです。

 とりわけ大事なのは、親の認知に障害が見られたら早目に医師の診断を受けさせ「長谷川式認知症スケール」を受けさせて認知度合いについても、証拠を残しておくことです。

 これらのことを注意深く行っておけば、親の死亡後に公正証書遺言が示され独占的遺産相続が行われようとしても、訴訟でそれをひっくり返せる可能性も高まります。

 親に財産があり、きょうだいのいる人は、痛い目に遭わないように十分警戒を強めておくべきです。
(文=神樹兵輔/マネーコンサルタント)

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