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ツタヤ図書館、古本を法外な高値で大量購入!市は適正価格確認せずCCCの言い値で購入

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 同じくCCCが手掛ける「ツタヤ図書館」のうち、昨年新装開館した神奈川県海老名市立中央図書館でも多くの中古本が購入されていたが、多賀城市ではそれをはるかに上回る量の古本が購入されていた。

市場価格は100円以下?

 この中古本購入において、もっとも重視すべきは「本の価値」である。たとえ中古であっても、本当に1冊当たり1000円の価値があるのであれば、公金支出の会計上は問題ない。しかし、それらが極端に市場価値の低いものであったならば、前回記事で「東京の図書館をもっとよくする会」の池沢昇氏が指摘したように、「不正行為の温床」になりかねない。

 そこで、複数の古書店ルートを通じて、多賀城市が購入した中古本について、どれくらい価値のあるものか取材を試みたが、いずれも「中古本の卸価格については社外秘のため、回答することができかねます」との回答だった。

 だが、ある古書店の店主は、取材に快く応じてくれた。ツタヤ図書館の問題についても強い関心を持っているという。そこで、ツタヤ図書館が多く購入している実用書ジャンルの本について、一般的な古本相場を聞いた。

「我々が販売している古本の仕入値は、だいたい店頭価格の3分の1から5分の1です」

 つまり、100円で買い取った本は300~500円、200円であれば600~1000円で、それぞれ店頭販売されていることになる。だが、ひとつ大事な前提条件があるという。

「ただし、それは刊行から5年以内のものであることが条件です。5年落ち以上のものは、正直、買い値もつきません。2010~11年刊行、ハードカバーで定価1000円以上、しかも状態が良い本であれば、100円程度で買い取ることはありますが、5年落ちの一般的な買取価格は1冊10~50円で、店頭売価は100円がいいところでしょう。よほど良い本であれば300円つけることもありますが、それ以上では売れません」

 つまり、多賀城市立図書館における追加購入蔵書リストの中古分の市場価格は、5年以内の新しいもので300~1000円、5年超のものについては、ほぼ100円以下というのがプロの見立てだ。

 それだけの価値しかないものに対して、CCCが1冊当たり1000円という見積もりを出していることに驚かされる。古書店主は、その点についてこのような感想を漏らす。

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