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ツタヤ図書館、古本を法外な高値で大量購入!市は適正価格確認せずCCCの言い値で購入

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「われわれも商売ですので、もし販売相手が漫画喫茶などの民間業者でしたら、いくら利益を得ようが、他人からとやかく言われる筋合いもないと思います。しかし、公共の仕事で、しかも図書館に納めるとなると、そんな不透明な取引をしたら世間から強い批判を浴びるのは避けられないでしょう」

 この古書店主に、もし多賀城と同じ年代分布で1万冊の中古本の発注があったら、いくらくらいの見積もりを出すか聞いてみたところ、こう回答した。

「装備も入れて総額500万円くらいでしょうか。1冊当たり500円。それでも十分に利益は出ます。ただし、納品までの期間は1年くらいいただきます」

 武雄市図書館のケースでは、CCCは1万冊の中古含む蔵書購入費用(装備費・輸送費込み)に756万円かけたことがわかっている。つまり、1冊当たり756円だから、店主が挙げた「1冊当たり500円」という額は、良心的な線なのかもしれない。

 それが多賀城市では、1冊当たり1000円もかけており、装備費211円と輸送費11円を合わせると1222円で、武雄市図書館の1.6倍の金額だ。

適正価格の検討すらしていなかった!

「東京の図書館をもっとよくする会」代表の大澤正雄氏は、「公共図書館でも、古本でしか手に入らない希少本では、ごくまれに古本で仕入れることもある。ただし、その場合には市民に対する説明の手段として、第三者の鑑定書を添付するのが慣例」と話す。

 そこで、多賀城市に対して、今回追加購入した中古の蔵書について「市が『適正な価格である』と判断した根拠となる第三者の鑑定書、それがない場合は適正価格と判断した根拠となる文書」を開示するよう2月22日に請求を行った。

 それに対し3月7日、多賀城市から以下のような回答があった。

「当該公文書の不存在を決定しましたので通知します」

 つまり、多賀城市が購入した1万冊を超える中古本について、第三者が、その価値を証明する鑑定書は存在せず、市が適正価格であると判断した根拠もないのだ。

 それは、古本についての知識がない市教委が、CCCの“言い値”で提案された中古本をそのまま購入したということになる。蔵書購入を委託したCCCに、とんでもなく高い価格でボッタくられたと言っても過言ではない。

 さらに、筆者が選書リストの分析を依頼した前出の大澤氏と池沢氏の2人から、こうも指摘されていた。

「あれ? このリストには価格欄がありませんよ。価格欄のない購入リストなんて、あり得ないでしょう」

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