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牧田幸裕「得点力を上げるための思考再構築」

電通の変貌、なぜ脱「伝統的広告代理店」加速?広告とコンサル、垣根消失&相互侵食で競争

文=牧田幸裕/信州大学学術研究院<社会科学系>准教授

 なお、本稿では伝統的な広告代理店が、デジタルマーケティング領域で活躍する道程は大変だろうという仮説を提示したが、従来のマス広告の領域では、相変わらず大きな存在感で活躍するだろう。また、外資系コンサルティング会社にとっては、従来の経営コンサルティング領域から事業領域を拡大するチャンスが生まれたわけで、国内外で本気でデジタルマーケティング領域を取りにくる。

 とにかく技術進化が速い分野なので、技術進化をいかにビジネスに解釈し導入するか、そのスピードが勝負のカギとなる領域である。今後の動向を見ながら、さらに見解を深めていきたい。
(文=牧田幸裕/信州大学学術研究院<社会科学系>准教授)

牧田幸裕/信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科 准教授

牧田幸裕/信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科 准教授

京都大学経済学部卒業、京都大学大学院経済学研究科修了。ハーバード大学経営大学院エグゼクティブ・プログラム(GCPCL)修了。アクセンチュア戦略グループ、サイエント、ICGなど外資系企業のディレクター、ヴァイスプレジデントを歴任。2003年、日本IBM(旧IBMビジネスコンサルティングサービス)へ移籍。インダストリアル事業本部クライアント・パートナー。主にエレクトロニクス業界、消費財業界を担当。IBMでは4期連続最優秀インストラクター。2006年、信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科助教授。2007年、信州大学大学院 経済・社会政策科学研究科准教授。2012年、青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 非常勤講師。2016年、長野市産業振興審議会 副会長。2018年7月より現職。
牧田 幸裕|note

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