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被災者に逆ギレする役立たずのモンスターボランティアが大迷惑!かえって被災者のストレスに

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–開沼さんは、2011年3月11日に発生した東日本大震災後から、復興を追い続けています。福島にも、モンスターボランティアはいたのでしょうか。

開沼 それは、いくらでも。もちろん、全体から見れば一部ではありますが。例えば、東日本大震災の当時、ある時から避難所の壁に「心のケアお断り」という張り紙が貼られるようになった。ボランティアのなかには、「心のケアをします」「お話しします」という目的で現地を訪れる人が少なくなく、そういうボランティアに対応すること自体が、被災者のストレスになっていました。

 本人たちに悪意がないだけに直接伝えることもできず、張り紙というかたちで心のケアを断ることになったこともあったでしょう。それでも、世間では「これからは心のケアが大切です」なんていうステレオタイプなフレーズは、その後も流通し続けたわけなんですが。

–東日本大震災では、一部のボランティアが、被災地に無料の宿泊所や食事を要求したことなども問題になりました。

開沼 食事・宿は自分で手配する自己完結型の活動ができないならば、現場には負担がかかることは繰り返し言わなければならないでしょう。ボランティアなので「自分たちのやりたい気持ち」を大事にするのはいいんです。ただ、「相手が何をしてもらいたいのか」が大前提です。

 男性中心のボランティア団体が運営を仕切っていたある避難所では、女性用の更衣室を自分たちの事務所にしてしまい、女性の被災者が「更衣室をつくってほしい」と頼むと逆ギレする。あるいは、地元で影響力のある人が避難所にいれば、その人を排除して自分たちに都合のいい被災者にひいきする。そういった実例は、どんな災害でも起こり得ることでしょう。

 自分が正義心で行っていることを他人に否定されると逆ギレする。被災地の人にとっては、本当に厄介な存在なんです。

モンスターボランティアになる人たちの共通点

–モンスターボランティアになるのは、どういうタイプの人なのでしょうか。

開沼 現場に精通するプロとともに動くぶんには問題ないでしょう。ただ、問題になるのは自分が主人公になることを第一にボランティアに行ってしまい、強引に場をコントロールしようとする人ですね。

 現場を統治するのは、相当なスキルが必要な「仕事」です。例えば、マグロ漁船の漁師や性風俗などの職業に対して、「キツい」「汚い」「危険」の3Kを我慢すれば稼げるとか考える人がいますが、それらの仕事は実際は相応のスキルが必要で、決して誰もが我慢さえすれば楽に稼げるような仕事ではない。

 という話と同じで、ボランティアも、相当なノウハウと経験がなければ、現場を仕切ることはできません。

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