
“演技派俳優”の藤原竜也が“らしさ”を発揮した――。
6月9日に東京都内で行われた映画『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(7月9日ロードショー)の公開アフレコ収録の後、藤原は報道陣の会見に応じたのだが、そこで公然と怪訝な表情で疑問を呈したかと思えば、関係者に対し“ダメ出し”を展開した。
藤原といえば、恩師の演出家・蜷川幸雄さんが先月、肺炎による多臓器不全のため死去。また、9日朝にはフリーアナウンサー小林麻央のがん報道が飛び出していた。あるテレビディレクターは藤原に健康面について聞こうと、「蜷川さんは亡くなって、小林さんにもがんの報道があって」と話を振ろうとしたが、藤原は「話(質問)の意図がわからない」とブチ切れ。同ディレクターは凍りついてしまった。
藤原は渋々、「(健康面で)気をつけていることは、(世間の)みなさんと一緒でありますけど、食事とかかな。時間とタイミングが合えば(検査は)やっています」と答えた。
さらに藤原は、同映画のイベント関係者へのダメ出しを口にした。この日は小林のがん報道とともに、女優の知念里奈と俳優の井上芳雄の結婚報道が伝えられていた。藤原は井上と共演経験があるため、報道陣から井上の結婚報道についてコメントを求められたが、イベント関係者は「関係のない話は……」とNGを出した。
ところが、藤原はイヤな顔をするどころか「おめでたい話じゃないですか」とそれを制止し、関係者は恐縮するばかり。藤原は井上の結婚報道を知らなかったようで「結婚されるの? へぇ~」「今日(報道で)出たの?」と報道陣に逆取材した。
「そんなに頻繁にメディアの前に現れない藤原が、久しぶりに“らしさ”全開でした。もともと長渕剛の大ファンで、漫画『魁!!男塾』が大好きという男臭い一面がある。健康面を質問したディレクターは若手で、藤原の性格を詳しく知らなかったようです。イベント関係者も、あまり芸能イベントに出席しない藤原の性格をはかりかねていたため、報道陣が一喝されたことを受けて質問を制止したため、ダメ出しされるという珍事が起きたのです」(テレビ局関係者)
昔と比べて荒々しい俳優は少なくなっただけに、男臭い藤原のキャラクターは魅力的である。
(文=編集部)