
6月18日、人気アイドルグループ・AKB48としては45枚目となるシングル曲(8月発売予定)の選抜メンバーなどを選出する「AKB48 45thシングル 選抜総選挙」の開票結果発表がHARD OFF ECOスタジアム新潟で行われた。昨年は前年の1位から3位へ順位を落とした渡辺麻友の1位奪還はならず、昨年渡辺に代わって1位に輝いた指原莉乃が連覇を果たすなどして、会場は大きな盛り上がりをみせた。
今回もトップを逃した格好となった渡辺だが、2位でその名前を呼ばれた際には、所属事務所であるプロダクション尾木関係者も落胆していたという。
「これまで渡辺は卒業の意向をAKB運営サイドに対し再三にわたり訴えていました。要領の良さでトップに上りつめた指原は、渡辺の目にはAKBの“がん”に映っているのです。しかし、正統派アイドルの代表格であり握手会でも実力を発揮できる渡辺は、AKBにとって必要な存在とあって、関係者は必死に引き止めてきました。しかし、今回の1位の指原との7万という得票数差は、もはや渡辺の心を折るのに十二分な結果といえます。彼女の卒業を引き止めることはもう不可能でしょう」(尾木プロ関係者)
ヒール役で自身を「ブス」だと公言する指原の増長を許してきたのは、ほかならぬ秋元康・AKB総合プロデューサー。そして、いまや本家を超える人気を誇る乃木坂46にとって、「ブスで下品なAKB」像は最適な競合相手なのだという。
「ルックスや品性で勝負する乃木坂の引き立て役に、須田亜香里や指原は最適の存在といえます。両グループの魅力、そして人気や売上を最大限に引き出すために、秋元さんはAKBにあえて“汚れ役”の道を歩ませているのです。しかし、当初から正統派アイドルを志す渡辺にとって、これは屈辱以外の何物でもない。昨年の総選挙後に渡辺は『私の好きだったAKBはもうなくなってしまった』と親しい関係者に涙ながらに話していましたが、今回の結果は渡辺に対して“AKBとの決別”を突きつけたといっても過言ではありません」(同)
渡辺の動向から目が離せない。
(文=編集部)