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済陽高穂「5千人の患者さんを診療してわかった、医療と食の本質」

断絶される医師と患者の信頼…患者の病気改善に無関心な医師、医師への信頼失う患者

文=済陽高穂/西台クリニック院長
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医療の要件とは?

 患者の命を預かる外科医にはささいなミスも許されず、年余にわたる厳しい修行を経てのちに初めて免許皆伝となる。またヤクザ徒弟にも比喩されるごとく、弟子の所作については可能な限り首長が責任を取り、患者・家族への親身の応対を心がけてきた。それだけお互いに厳しさを要求したからこそ、確固たる信念のもとに成果を得てこられたものである。

 医療とは人がヒトを癒す行為である。患者さんが大きな信頼を寄せ、納得のいく結果となることが望ましい。またチーム医療であり、個別の自己責任で片づけられる問題とは異なるのである。医療の要件として、「安全、有効、患者中心、適時的、効率的、公平」の6項目が約100年前の1917年に米国外科医会により定められており、現在全世界でも尊重されている。患者と医療者との絆がさらに強まるよう願っている。
(文=済陽高穂/西台クリニック院長)

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