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音楽出版社社長、ヴィジュアル系バンドへの暴言が波紋「普通のオバサンじゃん。わはは!」

文=編集部
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 セクハラやパワハラが問題視される昨今、音楽業界からも“告発”の声があがった――。

 ロックバンド・犬神サアカス團のリーダーでドラムを担当する犬神明が6月21日、自身のブログで「音楽専科社並びに音楽通信社の代表取締役である鈴木佳男社長」と、名指し批判を展開している。

 音楽専科社は、声優情報誌「Pick-up Voice」や総合ガールズ誌「IMADOKI!!」を発行する出版社だが、なかでも音楽誌「SHOXX(ショックス)」はヴィジュアル系ファンの間では有名な専門誌。犬神サアカス團も、2015年9月発売の同誌(Vol.273)にインタビューが掲載されている。

 そんな犬神サアカス團は、ボーカル・犬神凶子が高校生時代にメンバーを募って結成されたバンドで、現在は明と凶子、そして犬神情次2号と犬神ジンの4人で活動中。レコードデビューは1997年で、当時は「犬神サーカス団!」名義だった。メンバーは顔に白塗りメイクを施しており、素顔や年齢は明かしていない。

 そして今回、明が更新したブログによれば、唯一の女性メンバーである凶子が音楽専科社・鈴木佳男社長から“暴言”を浴びせられたという。明はメンバーとともに、バンドマンや音楽関係者が多く集まるパーティーに出席したと報告。その際に鈴木社長が挨拶に来たというが、明は席を外していたため、ボーカルの凶子が鈴木社長に応対したのだという。

 凶子は「SHOXX」への感謝の言葉を丁寧に述べた上で「これからもよろしくお願いします。また載せていただけたら嬉しいです」と伝えたというが、これに対して鈴木社長は「ああ、でもさ犬神を載せても雑誌は売れないからなぁ~」と返事をしたという。さらに、凶子に向かって「ふうん。白塗りしてないと、そういう感じなんだ。なんだ普通のオバサンじゃん。ただのオバサン!わははは!」と、笑い飛ばしたとブログに記されている。

雑誌の不買を宣言する声も

 明は凶子が「相当に傷ついた」こと、そして「見知らぬ酔っ払いならともかく、アーティストありきの仕事をしている出版社の代表者として、この暴言はいかがなものだろうか?」「おそらく鈴木社長だって売れているバンドにはこんな態度はとらないだろうし、相手が女性でなかったらこんな暴言は吐かなかっただろう」と報告。最後に「信頼を寄せていた雑誌の出版社だけに、非常に残念でならない」という一文を載せている。

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