
8月27、28日に放送されるテレビ番組『24時間テレビ39』(日本テレビ系)の制作発表会見が今月23日、日テレで行われた。メインパーソナリティーには近年、ジャニーズ事務所所属グループが出演することが恒例となっているが、今年はまさかのNEWSに決定。さらに、チャリティーパーソナリティーには女優の波瑠、総合司会の羽鳥慎一アナウンサー、水卜麻美アナウンサーらが顔を合わせた。
NEWSが同番組で司会を務めるのは2009年以来2回目。当時はまだ山下智久、錦戸亮の脱退前で6人態勢の頃だった。しかし、11年に2人が脱退してからというもの、グループの人気は急激に落ち世間では解散間近と噂されたときもあった。会見でメンバーの手越祐也は「順風満帆でこられたわけではなく、2人が抜けた時は正直、解散かなと思っていた」と本音を語り、番組で共演の多い羽鳥アナもメンバーを気遣い、目を潤ませ喜んでいた。
「世間的には、なぜNEWSが選ばれたのか、まったく意味不明だと受け止められている点は否めません。最近NEWSメンバーといえば加藤シゲアキが小説家デビューを果たしたり、小山慶一郎がニュース番組『news every.』のキャスターを務めたりと個々で活躍していますが、今回彼らが選ばれた理由として考えられるのは、日テレとNEWSに接点が多いからというのもありますし、“一時は存続が危うくなったグループが復活”という設定も、嫌らしいですがネタ的には日テレの24時間テレビ的にはおいしい。メンバー同士で感動の手紙を読み合ったりする映像が、すぐに頭に浮かびましたよ。今あえてNEWSが選ばれた背景には、そんな日テレの“感動ネタ”狙いの意図があるのは明らかです。いずれにせよ、今回はちょっと偏った人選のような気もします」(テレビ関係者)
チャリティーパーソナリティーの波留も今クール(4~6月期)の連続テレビドラマ『世界一難しい恋』でヒロインを演じてから日テレのお気に入り女優となったが、同作の平均視聴率も12.9%と低迷していたため、特段に波留が数字を持っているわけではない。今回のパーソナリティーの人選に対しインターネット上では「暗い」「あまり見たいと思わない」と残念な声が相次いでいるが、ピンチをチャンスに変えてきた彼らだからこそ、期待したい。
(文=編集部)