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新見正則「医療の極論、常識、非常識」

エスカレーターを当然の顔で「歩く」超危険な人達…そもそも歩行禁止、法律ないからOK?

文=新見正則/医学博士、医師

 広い階段であれば、手すりを利用してゆっくりと上り下りするお年寄りや体の不自由な方と、真ん中を普通に上り下りする人々、または少々早足で移動する人、空いていれば一段飛ばしで駆け上がる・駆け下りる人などが混在してもある程度の注意を払えば怪我のリスクを少なくすることもできるでしょう。

 やはり、2人が並んでやっとの広さ、つまり3人は並べない広さのエスカレーターで、そして荷物などがあるときに、また極端に体の幅が広い人がいるときなどは、その狭い空間をすり抜けて移動することは危険ですね。

 常識君がまとめます。

「ともかく、現状ではいろいろなアナウンスや掲示や習慣が混在している。まずは、それぞれのエスカレーターでのルールがしっかりわかるように、乗り口や壁に『このエスカレーターは移動禁止』『立つ人は左、歩く人は注意して右』『どこも歩いてOK』『両側とも走っての利用も可』などの、しっかりした視認できるメッセージの発信が必要と思います」

 そしてそんな内容の放送を流すことも必要でしょう。そうしないと、ただ混乱と怪我人の増加を招くだけですね。
(文=新見正則/医学博士、医師)

新見正則/医学博士・医師

新見正則/医学博士・医師

1959年生まれ
1985年 慶應義塾大学医学部卒業
1985年~ 慶應義塾大学医学部外科
1993~1998年 英国オックスフォード大学医学部博士課程
1998年~ 帝京大学医学部外科に勤務

 幅広い知識を持つ臨床医で、移植免疫学のサイエンティスト、そしてセカンドオピニオンのパイオニアで、モダン・カンポウやメディカルヨガの啓蒙者、趣味はトライアスロン。著書多数。なお、診察希望者は帝京大学医学部付属病院または公益財団法人愛世会愛誠病院で受診してください。大学病院は紹介状が必要です。

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