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手島直樹「マーケット・インテリジェンスを磨く」

日本企業が手を染める「危険な財務戦略」…見せかけの財務改善が企業を滅ぼす、リキャップCBの罠

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 短期志向の投資家に株主になってほしいと考える経営者はいませんが、経営者の取る行動が期せずしてそうした投資家を呼び寄せる結果になりかねないのです。企業が持続的に価値を創造するには、長期的な視点で企業を見守る株主が不可欠なのです。

 長期的な株主を増やしたいのであれば、経営者は小手先のテクニックではなく本業で勝負する姿勢を示さなければなりません。企業価値は将来生み出すキャッシュフローで決定されるのです。本業を磨き、キャッシュフローを高める。結局、持続的にROEを改善できるのはそうした企業なのです。ROEは目的ではなく結果なのです。ROEに翻弄されない企業こそROEを高める。皮肉なものですが、これが事実なのです。
(文=手島直樹/小樽商科大学ビジネススクール准教授)

●手島直樹
慶應義塾大学商学部卒業、米ピッツバーグ大学経営大学院MBA。CFA協会認定証券アナリスト、日本アナリスト協会検定会員。アクセンチュア、日産自動車財務部及びIR部を経て、インサイトフィナンシャル株式会社設立。2015年4月より現職。著書に『まだ「ファイナンス理論」を使いますか?-MBA依存症が企業価値を壊す』(2012年、日本経済新聞出版社)、『ROEが奪う競争力-「ファイナンス理論」の誤解が経営を壊す』(2015年、日本経済新聞出版社)。

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