
今年に入り芸能界、政界と不倫が多発しているが、発覚後に本人の仕事に影響が出るか出ないかは十人十色。ベッキーは釈明会見での嘘がアダとなり、騒動発生から半年が経過した現在でも世間の風当たりは強く本格復帰には至っていない。一方、6月に発覚した落語家・三遊亭円楽は、釈明会見で潔く認めたばかりか“爆笑会見”にしたことが功を奏し、その後の仕事にまったく影響は出ていない様子だ。
そして、3月に不倫が発覚した「安心してください、穿いてますよ!」でおなじみのお笑い芸人・とにかく明るい安村は、仕事が激減している芸能人のひとり。昨年は『2015ユーキャン新語・流行語大賞』のノミネート50語に選ばれるなど大ブレイクを果たしたのだが、3月31日発売の「週刊文春」(文藝春秋)にて友人女性との不倫現場を押さえられて以降、めっきりメディア露出が減ってしまった。
所属事務所は「女性は古い友だちです。ホテルに行ってからも朝までずっとお酒を飲んで過ごしたそうです」と納得しにくいコメントを発表し、安村も騒動については「奥さん的には『いつまで言ってんだよ』っていう感じ」と意外にも夫婦関係に溝はないことを説明したが、現在では「風化させちゃダメ」と言いながら家事を手伝い、信頼を取り戻しているようだ。テレビ局関係者は語る。
「たとえば不倫騒動後にベッキーが出演した番組やそのスポンサー企業にまで視聴者からのクレームが殺到する事態を目の当たりにして、テレビ局側としては“不倫タレント”を起用することについて極端に慎重になっています。安村の場合、売れない時代を支えてくれた妻の献身や子煩悩な私生活もテレビで明かして売りにしているため、女性視聴者には“若い女性とのゲス不倫”と受け止められてしまっています。そのため、テレビ露出が激減し、“干され状態”寸前になってしまっています」
また、安村と交流のある別のテレビ局関係者はこう語る。
「不倫は本当なのでしょうが、アームストロング時代から、今こうやってピンでがんばってるのを知ってる分、正直『かわいそうだな』と思ってしまいました。『穿いてますよ』ネタだけじゃなくて、引き出しはたくさんある芸人さんなので、もったいないですよね。ただ芸人の不倫とか浮気が“芸の肥やし”という時代でもなくなってきてるので、そこは時代のせいだなと思いますね」(テレビ関係者)
安村の完全復帰はまだ遠そうだ。
(文=編集部)