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新田龍「あの企業の裏側」

捏造発覚のTBS、謝罪文で「演出の一環」「行き過ぎた編集」と強弁…ヤラセ横行の裏事情

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 しかし、同番組で施された編集は「演出の一環」「行き過ぎた編集」といったレベルではない。れっきとした「ヤラセ」であり「捏造」であるといえよう。もちろん、「事前に説明や了解を得る」ことができれば、全面的に編集してもいいという理論など通用するはずもない。

 筆者もテレビ番組にコメンテーターとして出演する機会がしばしばあるが、放送時間はわずかであっても、的確なコメントをタイミングよく発せられるよう、準備には入念に時間をかけて臨むものだ。TBSの姿勢は、番組に協力している池袋氏のような人物の立場をまったく考えない、無神経で傲慢なものといえるだろう。

なぜこんな現象が起きるのか?

 相次ぐメディアの誤報謝罪や不祥事のお詫び。メディア側も自分たちの価値を毀損することだとわかっているはずだが、なぜこんな現象が起こるのだろうか。

 まず「女性セブン」の誤報については、不倫疑惑をもとに記者が周辺取材をしたとき、有力な関係者の発言を鵜呑みにし、その内容がそのまま記事に載ってしまったことにある。つまり、「裏取り」できていなかったのだ。

 また、TBSのバラエティ番組に関していえば、すべて「台本ありき」なところに問題の根源があるといえよう。バラエティに限らず、情報番組であっても進行は台本をベースに行われ、時間配分も含めて厳密に守られるものだ。しかし、番組への登場人物が多ければ多いほど、イレギュラーな事態が発生する可能性も高まる。そうした事態が起きれば収録時間も延びてしまい、出演者全員のスケジュールにも影響が及んでしまう。当然、極力そのような展開にならないよう、台本通りの進行が重視されることになる。

 今回のケースでは、まさにその「台本通りの進行」が、出演者本人に知らされないまま進んでいってしまった典型的な事例であろう。出演している人の発言にも著作権がある。台本通りに進めるのであれば、出演者にその旨を事前に共有し、了承を得ておくべきであった。

 テレビ番組の演出に詳しい専門家はこのように語る。

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