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石原結實「医療の常識を疑え!病気にならないための生き方」

生焼け肉や刺し身はこんなに危険!夏の危険な食中毒はこう防げ!絶対NG行為は?

文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

 よって、腸内の善玉菌を増やすことは、食中毒にかかりにくくする。それには、以下を積極的に摂るように心がけるとよい。

(1)納豆、味噌、醤油、漬物、梅干しなどの発酵食品を食べる。特に乳酸発酵漬物である「キムチ」は、悪玉菌、ピロリ菌、サルモネラ菌を強力に殺菌する
(2)海藻、豆類、野菜、コンニャク、果物(特に果皮)などから食物繊維をしっかり摂る。乳酸菌やビフィズス菌は食物繊維を食料とし、また、棲家として増殖する
(3)アルコールについては、白ワインはE・コリーやサルモネラ菌の殺菌力が強力。また、黒ビールが大麦由来の水溶性食物繊維を含んでおり、善玉菌を増やす

 万一、食中毒にかかったら、病院を受診することが先決であるが、「梅醤番茶」を1日3~4杯飲むと、よほどひどい食中毒ではない限り著効を呈する。

【梅醤番茶の作り方】
(1)湯飲み茶碗に梅干し1個を入れ、箸でつついてグチャグチャにし、種子を取り出す
(2)1にすりおろし生姜をしぼって5~10滴加え、醤油小、または大さじ1杯を入れる
(3)2に熱い番茶を注いで、湯飲み一杯にして飲む(1日3~4回)
(文=石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士)

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

石原結實/イシハラクリニック院長、医学博士

1948年長崎市生まれ。長崎大学医学部を卒業後、血液内科を専攻。「白血球の働きと食物・運動の関係」について研究し、同大学大学院博士課程修了。スイスの自然療法病院B・ベンナー・クリニックや、モスクワの断食療法病院でガンをはじめとする種々の病気、自然療法を勉強。コーカサス地方(ジョージア共和国)の長寿村にも長寿食の研究に5回赴く。現在は東京で漢方薬処方をするクリニックを開く傍ら、伊豆で健康増進を目的とする保養所、ヒポクラティック・サナトリウムを運営。著書はベストセラーとなった『生姜力』(主婦と生活社)、『「食べない」健康法』(PHP文庫)、『「体を温める」と病気は必ず治る』(三笠書房)、石原慎太郎氏との共著『老いを生きる自信』(PHP文庫)、『コロナは恐くない 怖いのはあなたの「血の汚れ」だ』など、330冊以上にのぼる。著書は韓国、中国、台湾、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、タイなど世界各国で合計100冊以上翻訳出版されている。1995~2008年まで、日本テレビ系「おもいッきりテレビ」へのレギュラー出演など、テレビ、ラジオ、講演などでも活躍中。先祖は代々、鉄砲伝来で有名な種子島藩の御殿医。

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