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石徹白未亜「ネット依存社会の実態」

スマホに膨大かつ貴重な時間を奪われる現代人…ネットで実名・顔出しで愚かな言動する人たち

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–ネットが普及したために新しい問題が発生した、というわけではないんですね。

小木曽 はい。浅い部分しか見ないで「ネットやスマホのせいだ。それらが悪い」というような意見もありますが、それでは本質を見落としてしまうし、変な方向に進みそうで心配ですね。

 以前、「女子高生の1日のスマホ利用時間を調べたら、平均5.5時間だった」という調査結果がありましたが、「利用時間の総計なんて意味がないのでは?」と思います。ネットが出現する前の高校生は、学校帰りの電車のなかで漫画を読んでウォークマンで音楽を聴いて、家に帰れば自宅の固定電話で長電話をして親に怒られていました。少なくとも私はそうでしたが、それらの行為が、今はすべてスマホに吸収されているだけなんです。スマホの機能拡大に伴って利用時間が拡大していくのは当たり前です。

 大事なのは、1日何時間スマホを使っているかではなく、1日何時間スマホで遊んでいたか。音楽を聴いたり、英語のヒアリングアプリで勉強していた時間も含まれているかもしれないわけですから、「総量で見る」ほど無意味なことはないんです。

–スマホを子供に持たせることにおいて、何が問題かわからないまま、「なんとなく心配」と感じている保護者は多そうですね。

小木曽 私自身、子供にスマホは必須だとは思っていませんが、子供がスマホで悩んだ時に「何がリスクか」を理解できていないと相談に乗れません。ご自身はスマホを使っていないという学校の先生も多いのですが、「全否定したら始まりません」とよく話しています。大人は自分が使っていない道具を不必要と決めてしまいがちですが、問題解決の糸口を拒絶しているようなものですよね。

大人ほど「文字」によるネット炎上が多い

–警察でも講演をされているそうですが、どのようなことをお話ししているのですか?

小木曽 少年課で、地域の子供たちへの講演を担当している警察官の方に向けて講演を行ったり、サイバー犯罪担当者に最新の出会いアプリの動向について話したりすることもあります。ただ、基本的には大人でも子供でも、講演で使うスライドの構成は変えていません。小学5年生だろうが警察官だろうが、使っている道具は一緒、発生する問題も知らなくてはいけないことも知らないことも、全部一緒だからです。

–一時期、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)で頻発した「アイスケースに入って炎上」などは、子供というか学生くらいまでしか、やらなそうではありますが。

小木曽 ただ、大人になると文字発言による炎上が増えてきます。失言、過度な主義主張、誹謗中傷は大人になるほど増えますね。

『節ネット、はじめました。 「黒ネット」「白ネット」をやっつけて、時間とお金を取り戻す』 時間がない! お金がない! 余裕もない!――すべての元凶はネットかもしれません。 amazon_associate_logo.jpg

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