危険な食の“常識”

冷凍&レトルト食品やアイスなどの「増粘多糖類」は人体に危険?がんや糖尿病の恐れも

 グアーガムは、グアーというマメ科植物の種子から抽出されたもので、ソースやアイスクリーム、さまざまな菓子類に使われています。

 ペクチンは、ジャムを中心として菓子類に高い頻度で使われています。

 これらは、ほとんどが植物などから抽出した成分です。そして、長い間食品に使用されてきた歴史があり、安全性が高いものが圧倒的に多いのも事実です。しかし、簡単に「天然由来だから安心」とはいえません。

 まず、安全性が確認できていない成分もいくつかあります。たとえばカラギナン、トラントガム、ファーセレランは発がん性が指摘されています。特にカラギナンは胃潰瘍との関連性も懸念されています。キサンタンガムは、トウモロコシ由来ですので、ほぼ遺伝子組み換え作物が原料といえます。遺伝子組み換えイコール危険とはいえませんが、遺伝子組み換え食品を摂取したくないと考えている方は、キサンタンガム含有の食品はとらないほうがいいでしょう。

 また、あまりにも多くの食品に含まれているため、気づかないうちに過剰摂取し、健康被害を起こすことも考えられます。「増粘多糖類」と表記されている場合、どの成分が、どのくらい含有されているか不明瞭だからです。

 冷凍加工品やレトルト食品、アイスクリーム、シャーベットなど、賞味期限の長い食品は、品質保持のために増粘多糖類が添加されています。ジャムやソース、ドレッシング、たれなどの調味料にも粘り気を出すために使用されています。

 健康被害への恐れをここでは挙げましたが、実はこれまでに増粘安定剤による健康被害の実例は確認されていません。

 しかし、あまりにも多くの食品に使用されていること、一つひとつの食品の中での使用量が少ないことなどから、原因が特定されなかっただけという可能性もあります。危険とは断定できないが、安全性の確認はまだ十分とはいえない成分もあります。実際、動物実験では有害性が確認されている成分も広く使用されているため、可能な限りそのような成分を使用した食品を避けるに越したことはないでしょう。
(文=豊田美里/管理栄養士、フードコーディネーター)

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