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甲子園女子マネ排除で波紋の高野連、横暴尽くしの過去…批判封殺行為や越権的干渉

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カット打法を封印、審判批判も許さず


 また、高野連のグラウンド上における裁定についても、疑問を感じることがある。

 13年、花巻東高校・千葉翔太選手の「カット打法」が話題になった。これは、ファウルで粘ることによって相手投手に球数を投げさせるものだが、高野連は準々決勝の試合後、「ファウル狙いのスイングはバントとみなす」として事実上の封印をさせた。

「わざとファウルを打っていると審判が認めた時にはバントとみなす」という高校野球ルールの是非はともかく、地方予選、甲子園大会でも途中までは問題視していなかったプレーについて、準決勝からいきなり封印させた対応には違和感を持った。「取材が増えて、クローズアップされたために手を打ったのでは」と感じる一件だった。

 さかのぼること9年前の07年、佐賀北高校対広陵高校の決勝戦。広陵の野村祐輔投手(現・広島東洋カープ)が投じたストライクゾーンの1球が「ボール」と判定されて押し出しとなり、動揺した野村はその後逆転満塁本塁打を打たれて優勝を逃した。試合後、広陵の中井哲之監督が審判批判を行った際、高野連は「審判の判断は絶対」として中井監督に厳重注意処分を下した。

 打者でさえ「ストライクだと思った」投球をボールと判定されたら、もう投げる球はない。確かに審判も人間であり、間違うことはあるだろうが、抗議を禁じると「審判によるゲームメイキング」も可能となり、結果として「逆らったら、今後は不利な判定をするよ」という暗黙の脅しもできてしまうだろう。

 このほか、不祥事に対する裁定や特待生問題など、高校野球にはさまざまな問題が生じてきた。その都度、多様な対処を行ってきた高野連の運営努力は認めるが、その権力や権限が絶大すぎるため、批判の声も大きくなる。

 少なくとも、時代にそぐわない規則は変えていくべきではないだろうか。

「日本学生野球憲章」にある「学生野球は、学生野球、野球部または部員を政治的あるいは商業的に利用しない」という一文は、もはや有名無実化しているのではないだろうか。
(文=後藤豊/フリーライター)

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