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ドクターシーラボ、あっさりと世界的一大企業グループに変身…売上倍々ゲームの驚異的成長

文=編集部

 シロノクリニックは恵比寿、銀座、池袋、横浜、大阪で開所。石原氏が医師と経営者の二足の草鞋を履き、城野氏のビジネスパートナーとなった。

 石原氏は専門学校を卒業、95年からシロノクリニックに勤務。99年にドクターシーラボの設立に参画した。取締役営業部長を経て、2002年に代表取締役社長に就任。ドクターシーラボは03年3月にジャスダックに上場。05年2月に東証1部に昇格した。

 00年3月期に3億円だった売上高は倍々ゲームで急成長を遂げた。石原氏は10年「ビジネス・ステーツウーマン・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。ハーバード・ビジネス・スクール・クラブ・ジャパンが、既成概念にとらわれず果敢にチャレンジしている女性企業家を選ぶ賞である。10年3月には、『前向きな不満があなたを変える――私が普通のOLからドクターシーラボの社長になった理由』をダイヤモンド社から出版した。

グループ売上高1000億円が目標

 急成長してきた化粧品通販は今、踊り場を迎えている。国内首位の資生堂や世界トップのロレアルなどの有力メーカーの化粧品がインターネットで買えるようになり、消費者の選択肢が格段に広がったからだ。

 そこでドクターシーラボは実店舗での販売にも乗り出した。国内では百貨店などに159店を展開するほか、海外でも18店で買えるようになった。

 15年12月、シーズHDに社名変更。持ち株会社体制に移行した。新たな事業会社を会社分割で設立し、社名をドクターシーラボとした。

 持ち株会社にしたのはM&Aを積極化するためで、エステティック・サロンを買収したのは手薄だった若年層を開拓するのが狙いだ。

 16年7月期の連結決算の売上高は前期比6%増の400億円、営業利益は5%増の81億円、純利益は6%増の52億円を見込んでいる。『会社四季報』(東洋経済新報社)の予想では、売上高は380億円、純利益は52億5000万円。

 M&Aを積極化して、グループ全体で5~6年後をメドに年商1000億円を目指すという。

 化粧品のネット通販に大手メーカーが次々と参入し、競争が激化してきた。J&Jと組むことで、苦戦の通販のテコ入れを図る。17年初頭にシステムを刷新し、継続的に商品を購入してくれる顧客を優遇する販促策を打ち出す。
(文=編集部)

BusinessJournal編集部

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