
3月にテレビ番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)を“卒業”したフリーアナウンサーの古舘伊知郎が、今秋フジテレビでスタートする番組の司会に抜擢された。『報ステ』卒業後は色を変え、『ぴったんこカン・カン』(TBS系)、『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)などにゲスト出演するなどバラエティ復帰も匂わしていた古舘。そして、フジ新番組は日曜夜7時スタートという視聴率競争が激しい時間帯であり、古舘の所属事務所である古舘プロジェクトは攻めの姿勢を崩していないという。
今回の番組はフジテレビの大改編に伴いつくられた2時間の放送枠。放送時間が長い番組はリピーターが増えにくく、視聴者にとっては録画専用の番組になりがちなため視聴率が上がりにくいという懸念があるが、古舘といえばピンチをチャンスに変える男。日曜夜の定番といえば、日本テレビの『ザ!鉄腕!DASH!!』。今年に入ってからはNHK大河ドラマ『真田丸』が爆発的な人気を誇り視聴率も常にトップをキープしているが、そんなことを感じさせない自信と魅力が古舘にはあるようだ。テレビ関係者は古舘のバラエティ復帰についてこう語る。
「実は古舘さんは昔、バラエティで失敗続きだったんですよ。和田アキ子さんとの『アッコ・古舘のアッ!言っちゃった』では、アッコさんとそりが合わずに番組を降板しましたし、『どっちDOTCH!!』はワンクールで終了しました。基本的に人間関係を築くのが苦手な方だとは思うので、W司会などは絶対に向いていないでしょうね。相手側が古舘さんの暴走を止められる人でなければなりません。昔から『嫌いな男性アナウンサー』では10年以上連続で1位を独走していました。左翼的な発言や傲慢な態度に視聴者も敏感ですし、『報ステ』で共演していた小川彩佳アナも今では笑顔が増えました。古舘さんと一緒にやっていたときは、圧力に耐えるのも大変だったと思います」(テレビ局関係者)
プライベートでは妻とほぼ別居状態だと報じられているが、新番組スタートでさらに家族との時間が減りそうだ。現在は東京都内にある一軒家には帰らず、芸能人御用達の高級マンションで生活をしているとされるが、その理由は不明。別居を報じた「FLASH」(光文社)は、取材時に古舘が自宅へ帰った姿を一度も確認できず、別居先のマンションに出入りする姿しか目撃していないという。
今年62歳を迎える古舘。冷え切った家族との溝を埋めるように、よりいっそう仕事に精を出す勢いをみせている。
(文=編集部)