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村上純一「医療の裏を読む」

炭水化物や肉「抜き」ダイエットは体重落ちない!かえって痩せにくく、一部分のみ痩せるは間違い!

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 また、痩せやすい体質にするためには、筋肉量を増やすことが最も効果的だ。なにも、ムキムキの筋肉を身につける必要はない。ただ、今よりも少し筋肉を増やせば、脂肪燃焼効果が上がるのだ。

 多くの人は、おなか周りの脂肪を気にして、腹筋運動をする。おなかに巻いて電気刺激を与えるベルトも爆発的に売れている。だが、脂肪は体の一部分だけで燃焼することはあり得ない。「おなかだけ痩せる」「二の腕だけ痩せる」という考えは間違っている。それは、おなかと二の腕の筋肉を鍛えているだけで、脂肪燃焼という観点では非常に効率が悪い。なぜなら、腕やおなかの筋肉は非常に小さいからだ。

 おすすめは、お尻の筋肉を鍛えることだ。お尻の筋肉は体のなかで最も大きく、すなわちお尻を鍛えると脂肪燃焼効果が最も高い。踏み台などを10回ほど上り下りするだけで、腹筋運動を100回行うよりも高い効果が得られる。駅などで、エスカレーターやエレベーターを使わず、階段を使えば十分なトレーニングとなる。

 そもそも、ダイエットの必要のない人がダイエットをする傾向にも問題がある。すでに健康に影響を及ぼすほどの肥満であれば痩せたほういいが、そうでもないのに、特に若い女性はやたらとダイエットをしたがる。

 国際的に用いられる肥満度の指標として、BMI(ボディ・マス・インデックス)がある。体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数値で、男性22、女性21のときが最も病気にかかりにくく、25以上は肥満と定義されている。

 1987~89年に生命保険に加入した300万人を対象として体格と死亡率の関係を調べたところ、40代以上で最も死亡率が低かったのは男性で24.45、女性で22.8だった。つまり、「やや太り気味」のほうが健康だといえる。

 月並みな結論だが、自分の適性体重を把握した上で、バランスのよい食事と適度な運動が健康維持には不可欠なのだ。
(文=村上純一/医療ジャーナリスト)

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