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高畑裕太容疑者、3年程度の懲役刑も…損害賠償義務は合計数千万円規模か

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 過去の裁判例によれば、強姦致傷の事案においては、行為態様(暴行行為、性行為自体及び附随する行為についての悪質性)、計画性、性行為の既遂・未遂、行為が被害者に与えた肉体的・精神的影響(被害者の年齢等を勘案)、加害者の反省、被害者との示談の成否、同種前科の有無、等の犯罪に関するさまざまな事情を検討した上で判断がされています。

 しかし、こと加害者の性的な欲求(傾向)が前面に出る同罪の事件においては、特に加害者側の反省(再犯可能性)が重視される傾向にあるようです。例えば、同様に同種前科がなく、性行為自体は未遂に終わり、被害者が負った外的な傷害内容として全治1週間程度のものであったという2件の事案を比較しても、

(1)大津地裁平成21年11月13日判決においては、懲役3年、執行猶予5年(保護観察付)として執行猶予が認められたのに対して、

(2)名古屋地裁平成22年1月21日判決においては、懲役7年の実刑が宣告されています。

(1)の事案では、加害者は、酔いに任せて計画性なく犯行に及び、性行為について未遂に終わった後は自らの過ちを全面的に認め、所持金のすべてを示談金として供出する等して、外形的にも謝意を表明し続けた結果、被害者との間で示談も成立していたという事情がありました。

 しかし、(2)の事案では、加害者は被害者が行っていたフィギュアスケートのコーチであったという関係を利用して、被害者に対して『関係を拒んだり被害について申告したりすれば、その後フィギュアスケートはできなくなる』と脅迫をしながら執拗に性的行為に及んだものです。

 性行為が未遂に終わったのは結果にすぎないという状況であり、起訴された後も慰謝の措置は一切とらず、裁判の場においても、被害者から誘惑的な行為があったあるいは積極的に性行為をしていた旨の、むしろ被害者が虚偽の証言をしているかのような供述を行い、最後まで自らの行為の悪質性や結果の重大性を受け止めていなかったというもので、『反省の情はまったく認められない』と認定されています。

 では、高畑容疑者の場合はどうでしょうか。送致直後のため、詳細な事情は明らかになってはいませんが、これまでの報道によれば、犯行自体は素直に認めた上で、被害者に対しては『申し訳ない』との意向を示しているということです。

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