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山田まさる「一緒に考えよう! 超PR的マーケティング講座」

卓球「水谷隼カレー」で無名時代からスポンサー契約のフリーデン社は、メダル級のPR戦略

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 パッケージには「水谷隼監修」とある。ご本人が複数の試作品を試食して、もっとも気に入ったものを商品に仕上げた。200グラムの内容量中100グラムを具材が占める。フリーデン自慢の国産やまと豚はじめ、大きめにカットした野菜もたっぷり入っている。スパイス以外の材料はすべて国産だそうだ。価格は税込み500円。

 フリーデンによれば、2013年11月から応援(スポンサー契約)を開始したそうだ。なんでも、社員の方がシニア卓球をやっていて卓球協会の関係者でもあったらしい。水谷が大学卒業後スポンサーを探していた時に、その協会関係者を通じて依頼を受けて、契約に至ったそうだ。

 社員の皆さんも、今回の大活躍を心から喜んでいるようだ。さぞ言いたかったことだろう。「うちの会社、3年前から水谷を応援してきました!」「水谷隼監修のカレーもありますよ!」と。ただし、リオ五輪の大会スポンサーではないので、大会期間中はアピールを自粛していたとのこと。

 リオ五輪は終わった。そして、完売品切れ状態だった「水谷隼カレー」も8月29日からの発売再開が決定したということで、取材も問い合わせも多数寄せられているそうだ。いまこそPRの時、がんばってください。

誰も目をつけていない選手のほうがドラマを生む

 さて、今回の「水谷隼カレー」に見るアスリートと広告・PRの関係について、少し考えてみよう。乱暴な言い方だが、トップアスリートにも人気商売の側面がある。芸能人やミュージシャンと違うのは、スポーツ選手の場合には、最終的に競技者としての「結果」が重要だという点である。

 その意味において、五輪やワールドカップは、その価値を最大にアピールする場なのだ。もちろん、人気獲得を目的に選手たちは競技に臨んでいるわけではないだろう。そもそも、オリンピアンを人気商売と評するのは不適切だと眉をひそめる向きもあるだろう。

 しかし、考えていただきたい。男子卓球に日本中が熱狂することがかつてあっただろうか。熱狂とともに掴んだ「結果」だからこそ、得られる「人気」があるのだ。ただ勝つだけでは不十分なのだ。

 得られた「人気」が、選手個人の価値を上げて、相当の報酬につながる。競技による報酬以外にもスポンサー企業からの支援や広告契約を得ることができる。それが、選手の競技生活を豊かにして、さらなる活躍につながればいい。サッカーや野球やゴルフ、テニスなど、プロスポーツとして年俸や賞金が十分に期待できる競技は限られている。そうではない競技の選手には、そのチャンスは4年に1度しかめぐってこないのだ。

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