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山田まさる「一緒に考えよう! 超PR的マーケティング講座」

卓球「水谷隼カレー」で無名時代からスポンサー契約のフリーデン社は、メダル級のPR戦略

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 五郎丸や今回の水谷のように、一気にスターダムを駆け上がった選手を起用するのが「広告」であるなら、フリーデン社のようにブレーク前から選手を応援して、一緒に大会に臨み、応援して、結果のいかんにかかわらずそのプロセスをアピールするのは「PR」的な発想だと思う。

 どんな地味な競技でもいい。むしろ、少し地味で、まだ誰も目をつけていない競技や選手のほうがドラマを生む可能性もある。しかも、次のオリンピック開催地は東京なのだ。社員やお客さんと、みんなで会場に駆けつけて応援するだけでも十分にPRの効果があるだろう。

 今や、イチローを抜いて好感度No.1のアスリートになった錦織圭も、14年に全米オープンで準優勝を果たし、世界ランキングでトップ5に入るようになるまでは、実力の割には知名度や人気はそれほどではなかったと思う。ユニクロにしてもWOWOWにしても、その頃からずっと彼を応援してきた。

 私の知るある企業では、必ず新人の頃から選手と広告契約し、そのアスリートが絶頂期を過ぎて引退が噂されるようになっても、契約を継続している。タニマチ的なお抱え援助の発想ではなく、選手に少しでも長く活躍してもらい、後続する若い選手たちにも安心感を与え、競技全体を支えるためだという。そういう企業とアスリートの関係もまた、物語になっていくのではないだろうか。

 さて、あなたの会社でも、4年後の東京五輪を目指して、メダリスト発掘・応援PRを展開してはどうだろうか。
(文=山田まさる/インテグレートCOO、コムデックス代表取締役社長)

●山田まさる
株式会社インテグレートCOO、株式会社コムデックス代表取締役社長
1965年 大阪府生まれ。1988年 早稲田大学第一文学部卒業。1992年 株式会社コムデックス入社。1997年 常務取締役、2002年 取締役副社長就任。2003年 藤田康人(現・株式会社インテグレートCEO)とB2B2C戦略の立案に着手。2005年 食物繊維の新コンセプト「ファイバー・デトックス」を仕掛け、第2次ファイバー・ブームを巻き起こした。同キャンペーンは、日本PRアワードグランプリ・キャンペーン部門賞を受賞。2007年5月、IMC(Integrated Marketing Communication)を実践する日本初のプランニングブティックとして、株式会社インテグレートを設立、COOに就任。2008年 株式会社コムデックス 代表取締役社長に就任。同年「魚鱗癬(ぎょりんせん)」啓発活動にて日本PRアワードグランプリ・日常広報部門最優秀賞受賞。著書に『スープを売りたければ、パンを売れ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『統合知~“ややこしい問題”を解決するためのコミュニケーション~』(講談社)、『脱広告・超PR』(ダイヤモンド社)がある。

http://www.itgr.co.jp/(株式会社インテグレート)

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