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「母を早く安心させたい」…高畑容疑者、親孝行で現場の愛されキャラが性犯罪者になるまで

文=後藤豊/フリーライター
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 自分のことを客観的に見ることができれば、その場でそんな表情はしないし、そもそもできないだろう。そればかりか、「顔が売れている」という自覚があれば、強姦致傷事件など起こすはずがない。

 彼を知るテレビ局関係者は「確かに、高畑君は現場を盛り上げる人でしたし、彼がいると、その場がなごやかになりました」と語るが、チヤホヤされて慢心していたからこそ、後先を考えずに欲望のまま突っ走ってしまったのだろう。

 別の番組では「女好き」を公言してはばからなかった高畑容疑者だが、「本当の女好きは、女を喜ばせることだけを考えている」と、その道に詳しい人たちは語っている。

「母を早く安心させたい」と語っていた高畑容疑者

 息子が芸能界入りすると、たびたび共演したり、ブログで親バカぶりを披露したり、テレビ局関係者に頭を下げたりしていた淳子。女手ひとつで息子を育てながら女優の道を歩み、売れ始めたのは40歳を過ぎてからだった。ドラマ『3年B組金八先生』(TBS系)シリーズでの養護教諭役がきっかけだったが、苦労を重ねた母親と、なんの苦労もせずに売れた息子とでは、芸能界で生きる覚悟や責任について天と地ほどの差があった。

 淳子は、会見で「親として息子にどう対応するか」との問いに、次のように答えた。

「親として最後まで、親でいるということが最後の最後に来ると思っています」

「親というのは本当にバカな生き物で、どうにかしてこれが間違いであってくれと息子のことをかばおうとしてしまいますが、今はやってはいけないと思います。被害者といわれる方が、もし自分の娘だったらということを、頭の中ですり替えて物事を冷静に見なければと思っています。被害に遭った方が、今いる大切な娘だったらと考えて物事を見ようとしています」

 会見を終えるとフラつくなど、よほど神経を集中させていたと思われる姿には、「息子の責任を取る」という思いがはっきり感じられた。「息子は成人している、親に責任はない」との意見も聞かれるが、たびたび親子共演もするなど、同じ芸能界で息子の背中を押し続けてきただけに、母親として感じた責任の重さは並大抵ではないだろう。

 会見での数々の答えは、自らを客観視できない息子とは対照的に、客観性が少しも失われていないものだった。

 これまで、芸能人の謝罪会見を数々見てきたが、息子の罪の償い、息子を思う気持ち、そして自分の女優人生……これらを精一杯抑えて謝罪した姿は、これまでのどの会見よりも痛々しかった。

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