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広島カープ優勝! チームの強さの礎築いた野村前監督の苦悩「哲学を曲げてでも」

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■変化が勝利に結びついていき……

 現実の勝利のために理想を捨てる。

 野村氏は2010年の指導を「殺してしまえ ホトトギス」の一本槍だったのに対し、2011年からは「鳴かせてみよう」「鳴くまで待とう」に変えたと、比喩を使って説明する。この場合の「殺してしまえ」は2軍落ちの意味だ。

 その結果、2011年は借金16で5位と前年とは変わらなかったものの、9月上旬までAクラス争いを展開。若手有望株の丸佳浩が初めて規定打席に到達し、ルーキーの福井と、2年目の今村がブレイクするなど、カープの将来に明るい兆しが見えた年となった。

 その後、CS出場を果たしたのが2013年。翌2014年もCS出場に導き、後任の緒方現監督にバトンタッチする。

■それゆけカープ、次は日本一をねらえ!

 緒方監督はその野村氏のもとで5年間、コーチとして指導者の修業を積み、2015年に満を持して監督就任。1年目は4位に沈んだが、2年目の今年、ついに花を咲かせたのだ。

 今年の大躍進はこれまでの25年という時間の蓄積の結果であることを、カープファンは知っている。

 だが、シーズンはここで終わりではない。次はクライマックスシリーズ突破、そして日本一である。

(新刊JP編集部/金井元貴)

※本記事は、「新刊JP」より提供されたものです。

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