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韓国の「常識」は世界の「非常識」

サムスン爆発スマホ、世界一斉に使用停止勧告…韓国メディアは必死のサムスン礼賛

文=林秀英/ジャーナリスト
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最大メディアも必死の火消し

 一連の問題によって、サムスンの株価は大幅に下落している。また、サムスンSDIも大きく値を下げている。

 サムスン証券関係者によると、返金や製品交換で1200億ウォン(約108億円)程度の費用がかかるとみられている。さらに、9月中に生産される製品のほとんどは、すでに販売された製品の交換に充てられるため、販売量は当初予想の半分程度にとどまるとみられている。

 韓国の市場関係者は、総額2~4兆ウォン程度の損失と計算しているが、これは当初予定の目標販売台数である1200万台を達成する前提での数字だ。販売が伸びなければ、それ以上の損害が出るだろう。

 韓国最大の通信社である聨合ニュースは、「海外の消費者の信頼は大きく低下していない」として、影響は軽微との見方を示している。さらに、消費者の意見として「サムスンの迅速で効果的な対応に、信頼がさらに高まった」との声を紹介するなど、サムスンブランド失墜を食い止めようとの意向が見て取れる。

 当然、今後も買い控える向きが増える可能性は高い。ただでさえ韓国経済の低迷のあおりを受けて国内販売が増えず、海外でも業績の頭打ちが懸念されていたなかでのトラブルだけに、今後の動き次第でサムスンの経営に深刻な影響をもたらすおそれもある。
(文=林秀英/ジャーナリスト)

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