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新見正則「医療の極論、常識、非常識」

腹巻きに驚愕の効能!万病予防に劇的効果…危険な「秋バテ」体調不良、なぜ多発?

文=新見正則/医学博士、医師
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腹巻きに驚愕の効能!万病予防に劇的効果…危険な「秋バテ」体調不良、なぜ多発?の画像1「Thinkstock」より

 今日は、季節の変わり目の体調不良についての話題です。まず、常識君の解説です。

「夏から秋になると体調不良を訴える人が増加します。猛暑の夏こそ体調不良となりそうですが、むしろその夏を乗り越えた秋の訪れとともにいろいろな不調を訴える人がいます。体がだるい、疲れる、めまいがする、食欲がない、動悸がする、風邪が長引く、咳がとまらない、頭痛がするなどです。いわゆる『秋バテ』といわれる状態です。原因は、なんとか猛暑の夏を乗り越えたあとに、心も体もほっとして油断することで起こるともいわれています。その原因はいろいろと考えられますが、冷たい物の食べ過ぎ、飲み過ぎ、クーラーの使い過ぎ、低気圧の影響、雨の影響、そして自律神経の乱れなどです」

 極論君が言います。

「クーラーや冷蔵庫がない昔は、心地よい秋の訪れは待ち遠しいものでした。そして『食欲の秋』を謳歌したのです。だから、夏には昔のようにクーラーなど使用せず、そして冷たいものを口にしなければ、秋バテのような体調不良は生じません」

 常識君が言います。

「今の猛暑の夏にクーラーを使用せずに過ごせば、秋を迎える前に『夏バテ』で病気になります」

 常識君が追加します。

「猛暑の夏と同じ勢いでクーラーを使い続けたり、冷たい物をとり続けるから、秋バテになるのです。ですから、秋の訪れを感じたら猛暑の夏を忘れて、さっさと秋モードに心も体もセットすることが大切です。クーラーを控えめにして、冷たい物も最小限にするということです」

 そして常識君が質問します。

「低気圧や雨で体調不良を訴える理由はなんだと思いますか?」

 極論君が答えます。

「たしかに、低気圧や台風が来ると、体調不良を訴える人がいます。そして、その不調と低気圧に極めて再現性が高い人もいます。ただ不思議なことに、そんな人が飛行機に搭乗しても同じ症状は起きません。飛行機内は日常生活で経験できる極端な低気圧状態のひとつで850ヘクトパスカル近くにまでなるそうですが、症状は出ません。850ヘクトパスカルの台風などは聞いたことがありません。なぜ飛行機の中で秋バテのような症状が出ないのか、不思議です。高山病も気圧の低下が原因のひとつですが、秋バテは高山病とも違った訴えなのがまた不思議です」

新見正則/医学博士・医師

新見正則/医学博士・医師

1959年生まれ
1985年 慶應義塾大学医学部卒業
1985年~ 慶應義塾大学医学部外科
1993~1998年 英国オックスフォード大学医学部博士課程
1998年~ 帝京大学医学部外科に勤務

 幅広い知識を持つ臨床医で、移植免疫学のサイエンティスト、そしてセカンドオピニオンのパイオニアで、モダン・カンポウやメディカルヨガの啓蒙者、趣味はトライアスロン。著書多数。なお、診察希望者は帝京大学医学部付属病院または公益財団法人愛世会愛誠病院で受診してください。大学病院は紹介状が必要です。

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