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石原藤樹「その医療の常識、本当ですか?」

カルシウム摂取、骨折リスク低減と無関係…サプリは死亡リスク増大、骨粗鬆症への誤解

文=石原藤樹/北品川藤クリニック院長

 骨折予防のためには、このように一般に健康的とされている生活習慣が、実はもっとも効果的なのです。それでも、病的な骨折をしたり、骨密度が急激に低下するような時は、骨粗鬆症という病気が疑われるので、医療機関において治療を受けることが必要です。

 皆さんも正しい知識を身に着けて、骨折を予防するようにしてください。
(文=石原藤樹/北品川藤クリニック院長)

【参考文献】
1.Michaelsson K, Melhus H, Lemming EW, et al. Long term calcium intake and rates of all cause and cardiovascular mortality: community based prospective longitudinal cohort study. BMJ 2013; 346: f228.
2.Bolland MJ, Leung W, Tai V, et al. Calcium intake and risk of fracture: systematic review. BMJ 2015; 351: h4580.

石原藤樹/北品川藤クリニック院長

石原藤樹/北品川藤クリニック院長

北品川藤クリニック院長。医学博士。1963年東京都渋谷区生まれ。信州大学医学部医学科大学院卒業。研究領域はインスリン分泌、カルシウム代謝。臨床は糖尿病、内分泌、循環器を主に研修。信州大学医学部老年内科(内分泌内科)助手を経て、心療内科、小児科を研修の後、1998年より六号通り診療所所長として、地域医療全般に従事。2015年8月六号通り診療所を退職し、北品川藤クリニックを開設、院長に就任
北品川藤クリニック

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