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石原さとみ『校閲ガール』、放送事故レベルの現実乖離に批判殺到「校閲をナメるな」

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「同ドラマでは、河野が事実確認のために原稿内に出てくる場所を実際に訪れて聞き取り調査するシーンがありますが、あり得ません。校閲はとにかく毎日大量の原稿をこなさなければならず、いちいち事実確認のために外出していたら仕事が進みません。もし原稿内容に疑問点があれば、校閲としてはその旨の指摘を書き込んで終わり。修正するかしないかは編集者や作家の判断です。また、編集者が校閲部に怒鳴り込んできて悪態をつくなど“編集者vs.校閲者”という対立構造が強調されていたり、河野が超有名作家と食事に行くシーンなども出てきますが、あまりに現実離れしすぎていて、放送事故レベルにも思えます。そもそも校閲という仕事の本分は原稿の誤りを指摘するというもので、それ以上でも以下でもない、つまり活躍する余地などない裏方仕事です。このドラマのせいで校閲に対する間違ったイメージが広まってしまわないかが気になります」

 そんな校閲という仕事だが、近年ではある問題が進行しつつあるという。60代出版業界関係者は語る。

「ベテランと経験の浅い校閲者の仕事を比較すれば、その指摘の鋭さや“奥深さ”は一目瞭然なほど経験がものをいう仕事であり、出版物のクオリティ向上やトラブル回避の観点から、校閲という仕事は極めて重要な役割を担っています。しかし、出版不況を受け、どこの大手出版社でもリストラの煽りをうけて校閲部の人数は削減傾向にあり、最近では一般雑誌やファッション誌、さらには全国紙の地方面など一部紙面でも、専門の校閲者による校閲を入れないケースが増えています。こうした流れが、出版業界全体における校閲者の減少や若手育成の機会喪失を引き起こし、結果として出版物全体の質の低下を招くことが懸念されています」

 以上紹介した現場の校閲者たちの声を頭に置いて同ドラマを観ていけば、ひと味違った面白さを発見できるかもしれない。
(文=編集部)

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