NEW
星野達也『文系お父さんのための、テクノロジー講座』

Uber、予想をはるかに超える優れモノだった…タクシー運転手が全員クビの可能性も

文=星野達也/ノーリツプレシジョン取締役副社長、ナインシグマ・ジャパン顧問
【この記事のキーワード】, ,

 アプリの地図上には、自分のいる位置と、迎えに来る車の位置がリアルタイム表示される。加えて、ドライバーの名前と写真、これまでのユーザー評価(5点満点のスコア)、車の写真と番号が表示される。常に「あと●分で到着」と表示されるため、「あとどのくらい待つのか」というストレスはない。

 たとえば、「運転手のマリア(写真付き)が、グレーのホンダで、8分後に迎えに来る」ということがわかるうえ、目的地までのルート、距離、時間、料金見積もりを見ることができる。

 車は時間通りに待ち合わせ場所に到着し、そのまま乗り込む。今回の運転手は、エルサルバドル出身の50代の女性で、過去の利用者の評価は5点満点中4.8点。20年前にアメリカに出稼ぎに来て、そのままロスに住んでいるという。最近失業したのでウーバーの運転手に登録したとのこと。つまり、完全に一般の女性だし、車両は彼女所有の一般車だ。

 乗車すると、さっそく出発。行き先は配車時に知らせてあるので、説明する必要はない。スマホのナビに従い最適ルートで運転してくれるので、こちらも安心だ。

 30マイル(約48キロ)を40分で走り、料金は38ドル。同じ時間に同じ経路を一般のタクシーで移動した同僚は、チップも含めて100ドルかかったことから考えると、かなりのお得感だ。また、事前に登録してあるクレジットカードから引き落とされるので、到着後の支払い(現金の授受やカード精算)も必要なく、すぐに降りられる。料金にはチップも含まれているので心配ない。日本と違い大きな現金を持ち歩きたくない土地柄では、これは意外とありがたい。

 降車後に領収書がメールで送られてきて、移動距離、所要時間、掛かった料金が表示される。また、運転手の評価を問われる。星の数(1~5個)で聞かれるわけだが、その平均がドライバーの評価として表示される。スコアが基準値を下回るとクビになるそうで、運転手のサービス精神は高まるし、評価の高い運転手に仕事が回る仕組みになっているのも利用者としては安心材料の一つ。

圧倒的な安心感

 実際に使ってみて強く感じたのは、海外でタクシーに乗る際の不安をすべて払しょくしてくれる、その圧倒的な安心感だ。

RANKING

23:30更新
  • 連載
  • ビジネス
  • 総合