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ハロウィンでここぞとばかり街中でバカ騒ぎする人たちの「頭の中」…アニメコスプレと違う

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 画像共有アプリ「インスタグラム」に写真をアップして、衣装やイベントの様子を見せ合うのも楽しみなのだという。ハロウィンという期間に限定はされるが、普段できない非日常的なコスチュームに身を包むことに、何かしらの楽しみを見いだしているようだ。

 では、レイヤーたちと、イベント時だけに仮装する人たちでは、“変身”する際の気持ちに違いはあるのだろうか。

 コスプレ文化などを研究している東京都市大学の岡部大介准教授によれば、「アニメが好きなレイヤーたちは、そのキャラクターに扮することで愛情を表現している」と分析する。

「アニメ好きのレイヤー全般にいえることですが、彼女たちが衣装づくりに情熱を注ぐのは変身願望のためだけではなく、むしろ作品をつくる感覚に近いのかもしれません。また、コスプレをすることで自己表現をしているわけではなく、キャラクターになりきることがメインです。本名ではなく、ハンドルネームなどで呼び合う匿名性が高い関係の中でコスプレを楽しんでいることからも、『自分』という存在をできるだけ消したいという意向がうかがえます。

 一方、ハロウィンで仮装をする人たちは、イベントを楽しむ手段としてコスプレをしているのではないでしょうか。ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)にその姿をアップして、自己をアピールすることも目的のひとつです。こちらは、主にリアルな人間関係の中で進行しており、匿名性はあまり感じられません。

 両者は、何かに扮するという意味で同じ『コスプレ』という言葉が使われますが、自分という存在の表現方法や衣装への思いが異なるように感じます」(岡部准教授)

 漫画やアニメという二次元の世界へ近づきたいという願望から発展を遂げたコスプレ文化。ハロウィンなどでの仮装も、「なりたい自分」をイメージしてから衣装を選ぶと、より深く楽しめるのかもしれない。

 ハロウィンの時期には、アパレルメーカーからも毎年、ユニークな商品が登場する。下着の通信販売を手がけるピーチ・ジョンでは、ランジェリーブランド「YUMMY MART」から着物や動物をモチーフとした下着セットなどを販売している。同ブランドのメインターゲットはSNS世代で、人とは違う自己表現を大切にする女性に向けて発信しているという。

 ディスカウントストア「ドン・キホーテ」渋谷店では、ハロウィンの直前に仮装グッズを幅広く、かつ大量に仕入れてアピールしていた。ハロウィンの定着によってコスプレを楽しめるアイテムも増えている。ほかにも仮装を楽しむイベントが各地で開催されるようになっており、コスプレはますます普及していくだろう。
(文=OFFICE-SANGA)

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