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「食品ロス」という言葉をご存じだろうか? まだ食べられるにもかかわらず、賞味期限が迫っているため流通できないなど、さまざまな理由で廃棄されてしまう食品のことだ。
日本国内での年間の食品廃棄量は、食料消費全体の3割に当たる約2800万トン。このうち、売れ残りや期限を超えた食品、食べ残しなど、本来なら食べられたはずの、いわゆる「食品ロス」は約632万トン(2013年度、農林水産省調べ)とされている。
日本で捨てられる食べ物で、世界の飢餓を2回救える
世界の食料援助量は約320万トン(2014年)なので、日本は世界全体で支援される食料の約2倍もの量を捨てている。さらに、そのうち約半分の302万トンは消費者由来。すなわち家庭から出ているのだ。