NEW

マイナンバー、大量の通知カード作成漏れ発覚…システムに重大な欠陥か

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

「通知カード未同封」問題も


 これ以外にも、トラブルは発生している。1月20日付産経新聞デジタル記事によれば、住民から「届いた簡易書留に通知カードが同封されていなかった」との通報が、全国各地の市区町村に相次いで寄せられているという。そうした自治体がJ‐LISに問い合わせたところ、J‐LISはいずれのケースでも、「システム上は発送時に通知カードが同封されていることを確認している」「全国で同様の事例がある。同居人が通知カードを持っていたケースがあった」などと主張し、J‐LISに問題の解決に乗り出そうという謙虚な姿勢はまったく窺えない。

 そのため、自治体のなかには原因究明を棚上げし、住民の希望に応じて「マイナンバー」を変更した通知カードの作成をJ‐LISに要請することで、決着を図ったところもある。結局、この「通知カード未同封」問題でも、原因や真相は解明されないままだ。

 以上みてきたように、J‐LISに対する不信感も、「マイナンバー」制度に対する不安感も消えない。だから、同様のトラブルは今後も繰り返される可能性も高い。マイナンバー制度は今のところ、国が宣伝で強調する「市民にとってのメリット」を帳消しにして余りあるほどのデメリットを国民に押し付けかねない、迷惑千万な話でしかない。
(文=明石昇二郎/ジャーナリスト)

※3回にわたった本連載が、近く電子書籍kindleで発刊されます。発行元は、「週刊金曜日」などを刊行する株式会社金曜日です。

マイナンバー、大量の通知カード作成漏れ発覚…システムに重大な欠陥かのページです。ビジネスジャーナルは、企業・業界、マイナンバー制度作成漏れ番号通知カード送付の最新ニュースをビジネスパーソン向けにいち早くお届けします。ビジネスの本音に迫るならビジネスジャーナルへ!

Ranking
  • 企業・業界
  • ビジネス
  • 総合
BJ おすすめ記事