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スシロー、外資ファンドがたらい回して巨額利益の道具に…一人5千円の高級店失敗で閉店の嵐

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ホワイトナイトとして巨額のリターンを得たユニゾン・キャピタル

 あきんどスシローは内紛、乗っ取り、転売の歴史だった。スシローは清水義雄氏と清水豊氏の兄弟が1975年、大阪市阿倍野区でカウンター型立ちずし「鯛ずし」を創業したのがルーツ。84年に株式会社すし太郎(現あきんどスシロー)を設立。03年、東京証券取引所第2部に上場した。

 その後、兄弟喧嘩が勃発。07年3月22日、牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーが、突然、発行済み株式の27.2%を保有する筆頭株主として登場した。ゼンショーが取得した株式は、弟の豊氏とその家族が保有していた分だ。

 それから5カ月。兄の義雄氏側は敵対的買収を撃退するホワイトナイト(白馬の騎士)を見つけた。投資ファンドのユニゾン・キャピタルである。ユニゾンによるゼンショー撃退作戦は、MBO(経営陣が参加する自社買収)によるスシローの株式の非公開化➝上場廃止だった。

 08年9月25日、ユニゾングループはスシロー株式の公開買い付け(TOB)を実施。TOB価格は1株3250円。スシローの発行済み株式の64.08%を取得。09年4月1日、東証2部を上場廃止になり、株式は非公開となった。

 筆頭株主のゼンショーはTOBに応じず、TOB後に行われた株式交換時にTOB価格と同額の金銭交付を受け、スシローから撤退した。スシローは助っ人・ユニゾンの手を借りて、天敵・ゼンショーを追い払ったのである。

 ユニゾンは、リターンが最も大きいファンドへの転売を選択した。12年9月28日、ユニゾンは保有している全株式81%を投資ファンド、英ペルミラに譲り渡した。譲渡価格は約10億ドル(当時の為替相場で786億円)。ユニゾンは、株式売却で莫大な利益を得た。541億円の売却益が出た、と推計されている。ユニゾンはホワイトナイトとして破格の報酬を得たのである。

「プロ経営者」が力を込めた都市型新業態店が失敗

 大枚をはたいてあきんどスシローを買ったペルミラは、スシローの高値売却を狙い、「2020年に売上高2000億円」の成長戦略を掲げた。成長を続けていくために元日本航空副社長の水留浩一氏をスカウトした。

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