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スシロー、外資ファンドがたらい回して巨額利益の道具に…一人5千円の高級店失敗で閉店の嵐

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 水留氏は東京大学理学部卒業。電通で勤務した後、アンダーセンコンサルティング(現・アクセンチュア)を経て、欧州を代表するコンサル会社、ローランド・ベルガー日本法人に転職。09年には官製ファンドの企業再生支援機構(現・地域経済活性化支援機構)の常務に就き、翌10年に会社更生法で再生中の日本航空の副社長に就任した。その後、アパレルのワールドの専務執行役員などを経て、15年2月1日、あきんどスシローの社長になった。

「プロ経営者」である水留氏が力を込めたのは、スマート・スシ・ダイニングをテーマにした都市型の新しい店だ。15年1月に1号店「ツマミグイ中目黒店」をオープン。15年6月に2号店を赤坂見附に、7月に3号店を新橋に出店した。回転レーンがなく「皿が回らない」すし店で、1貫の価格を100~500円前後にした。定番メニューが1皿100円前後のスシローに比べて高級感を出した。

 しかし、客足は伸びず、1号店の中目黒店は「七海の幸 鮨陽」に業態に転換。シャリロボットを導入せず、職人が握るすし店で平均客単価は5000円と通常の回転ずし店の5倍程度に設定した。

 新業態店は失敗に終わった。2号店の赤坂見附店は16年3月、3号店の新橋店は6月末に閉店。業態転換した中目黒の「鮨陽」も8月に閉店した。

 新業態の失敗が決算にどう影響するかだ。上場企業でないため、財務諸表の開示はないが、スシローGHDのホームページによると15年9月期の売上高は1362億円、当期純利益は42億円だった。16年9月期連結決算では、新業態店の減損損失を計上しなければならなかったが、影響は軽微だったため、再上場を決断した。
(文=編集部)

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