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クックパッドの「自爆」経営の代償…急成長の立役者追放で株価大暴落

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 第三者割当増資は、穐田氏とともにクックパッドの前執行役員も引き受ける。前執行役員は堀口育代氏、林展宏氏、菅間淳氏、舘野祐一氏の4人。TOB完了後、オウチーノの顧問に就任する。

 穐田氏は8月25日、保有していたクックパッドの株式の大半を売却し、議決権比率は14.73%から2.40%に低下している。クックパッド株式の売却代金を今回の買収資金に充てる。

 オウチーノは投資目的の出資と説明。穐田氏がオウチーノの経営に参画する予定はないとしている。ただ、17年3月29日の株主総会で井端社長が退任し、経営陣は一新される。穐田氏とクックパッドの4人の前執行役員で構成される経営チームが経営を担うことになる。その期待からオウチーノ株が買われたのだ。

ベンチャー企業を2社上場させた手腕

 穐田氏は、青山学院大学経済学部卒。ベンチャーキャピタル大手の日本合同ファイナンス(現・ジャフコ)を経て独立。99年にベンチャー投資を行うアイシービーを設立した。

 価格比較サイト・価格.comを運営するカカクコムに出資、2001年に同社の社長に就いた。カカクコムは03年に東証マザーズ、05年東証1部に上場した。上場という使命を果たしたことで穐田氏は06年に社長を退いた。カカクコムは、価格比較サイトとグルメサイト・食べログを2本柱に急成長。16年3月期の売上高は412億円、純利益131億円をあげる高収益企業に育った。

 次に穐田氏が投資したのがクックパッド。創業者の佐野陽光氏は慶應義塾大学環境情報学部卒。97年10月、コイン(現・クックパッド)を設立、料理レシピの検索・投稿サイトを立ち上げた。主婦たちが自分でつくった料理のレシピを投稿するサイトとして人気を集めた。だが、ビジネスとして採算が取れるかどうかは別の問題。

 クックパッドは創業後8年間営業赤字が続き大苦戦していた。このとき、穐田氏が創業間もないベンチャー企業に資金を提供するエンジェルとして登場する。ベンチャーキャピタリストとして07年12月、クックパッドに出資、社外取締役に就任した。上場を指南して、09年7月、東証マザーズに上場(11年に東証1部に指定替え)。穐田氏は14.73%を出資する2位の大株主となる。

 佐野氏は12年3月、穐田氏を後継社長に指名し、料理レシピサイトを米国に広げるため渡米。穐田氏は時価総額経営を進め、クックパッドは急成長を遂げる。

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